美肌の症例写真

シミニキビ・ニキビ跡赤ら顔・毛細血管あざ・ほくろ・イボ・ゆうぜい・ミリウム乳輪・乳頭入れ墨・アートメイク除去傷跡修正・ケロイド治療

治療前、顔全体のシミやくすみ、鼻や頬の毛穴の拡大が目立ちます

トレチノイン治療(ゼオスキンヘルス)約1週間後、表皮が剥離されています。
特に口回りは剥離しやすいので、トレチノインの量を減らして塗るように指導する場合も多い部位です。

トレチノイン治療(ゼオスキンヘルス)約2週間後、剥離の程度が強かったのでトレチノインの量を減らして剥離を少し抑えました

トレチノイン治療(ゼオスキンヘルス)約3週間後です。この時点でもシミがほとんど目立たなくなる、毛穴も引き締まっています。

トレチノイン治療(ゼオスキンヘルス)約4週間後です。最後の週なので少しトレチノインを増やして塗っていた、との事で剥離がまた多くなっています。
これでトレチノインの塗布は終了してアフターケアに移りました。

トレチノイン治療(ゼオスキンヘルス)約6週間です。
剥離による皮膚の赤みも全く無くなり透明感のある皮膚になりました。



治療前、シミや斑紋、地肌のくすみ感が目立ちます。

1週間後、この時点ですでに表皮はかなり剥離されてシミがきえています。

2週間後、口唇ヘルペスが現れてしまいました。元々ヘルペスのある方はトレチノインの使用によってヘルペスが出来やすくなる可能性があります。元々ヘルペスの無い方には現れません。

3週間後肉眼的には殆どシミはなくなりました。

4週間後、一応トレチノインの使用はストップです。この後は赤みを抑えたりするアフターケアに入ります。

5週間後、多少の皮膚の赤みは残っていますが終了です。地肌に透明感が出て、皮膚に張りも現れました。



トレチノインの治療前です。

治療開始後2週間の写真です。
皮膚がボロボロと剥離されています。
この方は殆ど皮膚の赤みが目立ちません。
通常の治療中はもっと皮膚が赤くなります。

治療開始後4週間の写真です。
ほぼ剥離が終了してきれいな肌になっています。シミは殆ど目立たなくなっていますが、真皮の根が深いホクロは取れていません。

トレチノイン(オバジニューダームシステム、現在はゼオスキンヘルス)の治療前の右側面です。

治療開始後2週間の右側面です。
皮膚がボロボロと剥離されていますので、お化粧は可能ですが、ボロボロした皮膚を完全に隠す事は難しいです。

治療開始後4週間の右側面です。
ほぼ剥離が終了してきれいな肌になっています。レーザー治療ではここまできれいには出来ません。
トレチノイン(オバジニューダームシステム、現在はゼオスキンヘルス)ならではの結果です。


中度の肝斑です。両側の頬骨に沿った色素沈着があります。
トレチノイン酸治療(オバジニューダームシステム、現在はゼオスキンヘルス)を行いました。

2週間前後です。
皮膚の剥離と軽度となっています。
頬骨部の色素沈着はまだ残っていますが、顔全体が明るくなっています。

5週間後です。赤みはまだありますが、両側の頬骨部の色素沈着もほぼ消えて無くなっています。色素沈着に関しては患者様はこれで満足、ということでトレチノインの塗布は中止して、オバジニューダームの2番や3番でのケアに切り替えています。このあと約2週間程度で赤みが完全になくなります。



レーザー治療ではなく、トレチノイン酸治療(オバジニュダーム、現在はゼオスキンヘルス)を行った方です。シミが無くなり、肌に透明感が出ています。治療開始後6週間です。



左上:治療前です。
右上:照射直後はシミの部分の皮膚が脱色されて白くなります。入りが白いのは15~20分程度です。少し盛り上がったカサブタとなります。
左下:白くなった部分は最終的には黒っぽいカサブタとなります。治療前のシミよりは目立つ状態が約1週間続きますが、洗顔等は可能です。
右下:照射後1週間でカサブタが剥けた状態です。シミの部分は100%無くなっています。カサブタが剥けてしばらくは多少皮膚の赤みが残ります。



左上:このように大きな複数個のシミでも一度に治療が可能です。
右上:照射直後は白っぽくなりますが15~20分で白さは消えてカサブタ状態となります。
左下:照射後1週間でカサブタが剥けた状態です。非常にきれいで少し赤みがあります。
右下:治療後1ヶ月の状態です。赤みも消えています。大きなシミはきれいになりましたが、顔全体には細かいシミが数多く残っています。このようなシミに対してはレーザーではなくフォトプラスが有効です。



左:両頬と鼻のソバカス、右頬と左目尻の丸いシミの患者様です。
数が多いのでレーザー治療では料金が高くなるのと患部の腫れが心配されるので、IPL治療(この患者様の場合はフォトプラスを20Jで1パス照射)を行いました。
中央:照射直後です。ソバカスやシミの部分だけが黒くなっているのが分かると思います。これを「マイクロクラスタ」と呼んでいます。シミのレーザー照射後のカサブタと違って「カサブタが浮き上がっていません」ので直後からお化粧が可能です。また、お化粧によって100%カバーできますので仕事等には支障ない方法です。両頬全体にIPL照射による赤みが少しありますが1日以内に消えてしまいます。
右:照射後7日目です。カサブタの部分が剥がれ落ちてきれいな肌になっています。IPL治療では通常の丸いシミが1回できれいにならない場合も多いのですが、この方の場合は1回だけで完璧に取れています。鼻や右頬にまだ少しソバカスが残っていますが、1回でこれだけ改善すれば大満足です。鼻先と左目の下のホクロも少し色が薄くなっています。料金はこれで31,500円です。






サーマクール(高周波)によるニキビ治療の方です。ニキビの原因となっている肥大・活性化した皮脂腺を高周波の熱エネルギーによって焼き縮めます。これも即効性は期待できません。1~3ヶ月以降に効果が実感できます。また、ニキビの原因を完全に取り除いている訳ではありませんので、患者様によっては複数回の治療が必要になる可能性もあります。FDA(アメリカ食品医薬品局)やカナダのKFDAではニキビ治療器としての認可を受けています。



この方もサーマクール(高周波)によるニキビ治療です。6ヶ月後の写真が右側です。劇的にニキビは改善していますが、ニキビによる皮膚の凹凸はある程度残ってしまっています。これなどはフラクセルの最も良い適応です。



左がニキビの治療前です。左はケミカルピーリング(フルーツ酸AHA)による治療開始後6ヶ月です。ニキビ治療は即効性が期待しにくく、数ヶ月単位での治療期間が必要と考えて下さい。


毛穴専用のレーザーであるスペクトラ社のQスイッチYAGレーザーを使用したMAXPEEL5回照射後の写真です。毛穴に特化した効果です。カーボンクリームを毛穴に入れてからレーザーを照射して毛穴深部まで引き締めます。ニキビにも有効です。



フラクセル2レーザーによる治療




サーマクール治療症例


治療前、鼻先の毛細血管が目立ちます

治療直後、XEO(ロングパルスYAGレーザー)の3ミリスポットで150J、10msecで照射しました。1回だけでほぼ完全に消えました。


ロングパルスヤグレーザー1回照射後の写真です。毛細血管が1本1本透けて見えるタイプの赤ら顔には最も効果的です。麻酔も不要です。



このように毛細血管が密集したタイプの赤ら顔では1回だけの照射では足りなくて3回必要でした。



このように毛細血管が1本1本透けて見えないタイプの治療が一番困難です。この方の場合もロングパルスヤグレーザーを使用していますが、照射方法を変えています。1本1本毛細血管が見えませんから、中空照射と言って「レーザーを機関銃のようにめくらめっぽう」に照射します。片頬で3000発以上も照射します。この治療方法を1ヶ月間隔で6回行っています。確かに改善していますが、完璧ではありません。



毛細血管というよりはもっと太い皮下の静脈の治療にもロングパルスヤグレーザーは有効です。直径が3ミリ位までの血管に適応があります。日本人はそれ程気にしませんが、皮膚の白い人種の方は積極的に治療を希望します。1~2回の照射で改善します。



小鼻の毛細血管の方です。右側の写真は治療直後の状態です。毛細血管は直ちに消えているのが分かると思いますが、患部の皮膚は少し腫れています。また、患部の皮膚全体に少し赤みがあるのが分かると思います。このようにレーザー照射直後は多少の腫れと赤みが現れる可能性がありますが1日程度で軽快します。もちろんお化粧は治療直後から可能です。

◆ あざ

遅発性太田母斑と呼ばれるアザの一種です。この患者様の場合は30歳頃から現れ始め、左右対称で頬部に出来ているので一見「肝班」と診断してしまう可能性がありますが、「色の濃さ」「斑点状の色素班」などで区別されます。
肝班に見られる生理前の憎悪もありません。

1回目照射後4カ月です。

2回目照射後3カ月です。

3回目照射後8カ月です。


治療前の左斜めの写真です。

治療前の右斜めの写真です。

1回目照射後の左斜めの写真です。

1回目照射後の右斜めの写真です。

2回目照射後の左斜めの写真です。

2回目照射後の右斜めの写真です。

3回目照射後の左斜めの写真です。

3回目照射後の右斜めの写真です。


扁平母斑と呼ばれるアザです。通常のシミと同じ状態なのですが、レーザー治療を行っても再発の可能性が高いアザです。生まれつき、もしくは思春期あたりから現れて来ます。色素だけでなく毛が生えているタイプ(ベッカー母斑)もあり、そちらは再発が必須です。右側の写真はQスイッチレーザーを数回照射していますが、取り切れていません。




太田母斑と呼ばれる東洋人に多く見られるアザです。皮膚の深い部分(真皮)にメラニン色素が溜まっている状態です。お尻の蒙古斑や入れ墨と同じ状態と思って下さい。これも生まれつきもしくは思春期辺りから現れてきます。また、遅発性太田母斑と言って30歳過ぎから現れて来るものもあります。当院では60歳を過ぎてから現れた、という患者様もいました。QスイッチYAGレーザーで3ヶ月毎に5回程度治療します。



これも太田母斑です。アザの色は黒っぽいもの、青褐色のもの、薄い茶色のもの、など様々です。これもQスイッチYAGレーザーで治療を行います。



扁平母斑は再発傾向が多いので、面積が広い場合は一部分を試しに治療してみてその結果を確かめてから、全体的な治療を行うかどうかを決めます。この方はテスト照射では好結果だったので全体的に治療を行いましたが、やはり半年後にはうっすらとですが、全体的に再発してしまいました。


◆ ホクロ


鼻の下の大きな隆起性のホクロです。隆起している部分はCO2レーザーを用いて蒸散させます。皮膚深部にまで色素が残っていたので、その部分に対してはアザの治療と同様にQスイッチYAGレーザーを照射(この方は2回)しています。色素はきれいに無くなっています。気になるのは治療後の皮膚が少し白っぽくなってしまう事です。これはCO2レーザーの欠点ですが、お化粧でカバーしてもらいます。この方は1センチ近い大きいホクロなので、皮膚が白っぽくなってしまった部分も大きいですが、2~3ミリの大きさのホクロでは気にならないと思います。



この方も隆起性のホクロです。ホクロと言っても色のないタイプもあります。全てCO2レーザーだけできれいになっています。



口角付近の黒いやや隆起しているホクロです。
ホクロの中に7~8本ヒゲも生えています。

隆起している部分はCO2レーザーで蒸散させています。真皮の深い部分のホクロはQスイッチYAGレーザーで分解吸収させています。


治療前正面の状態。紫外線&加齢によるホクロが多数あります。一部はシミや疣贅(ゆうぜい)かもしれません。殆ど盛り上がっていないものばかりなので、麻酔不要のアレキサンドライトレーザーでの治療を予定しました。全部で60カ所以上を治療しました。

治療前右側面の状態。紫外線&加齢によるホクロが多数あります。一部はシミや疣贅(ゆうぜい)かもしれません。

アレキサンドライトレーザー照射直後の状態。医療レーザー脱毛にも使用するキャンデラ社のアレキサンドライトレーザー(755nm)を1カ所に付き2〜5回照射しました。出力は脱毛に使用する時よりも強くします。ホクロにしっかり反応させたいので皮膚を冷却するDCDもOFFにします。麻酔不要、絆創膏不要です。ホクロや疣贅(ゆうぜい)の部分が「黒いカサブタ」となり、約1週間くらいで洗顔時に自然と剥がれ落ちてきます。あくまでも皮膚表面のホクロや疣贅(ゆうぜい)に有効な治療方法です。

治療後約2ヶ月の状態。茶色になっている部分はPIH(炎症後色素沈着)もしくはホクロの深い部分です。PIHはレーザー照射そのものによる日焼け現象ですので、徐々に軽快します。しかし、「紫外線カット」や「ハイドロキノンクリームの塗布」は必須のアフターケアとなります。

治療後約4ヶ月の状態。茶色になっているPIH(炎症後色素沈着)は前回よりは薄くなっていますが、まだまだ気になるレベルなので「紫外線カット」と「ハイドロキノンクリームの塗布」を継続してもらいます。

治療後約8ヶ月の状態。茶色になっている部分(PIHもしくはホクロの深い部位)が多少残っていますが、患者様は「もう気にならないレベルです」との事でしたので、アフターケアも今日で終了としました。治療前と比べれば十分にきれいになっています。

治療前左側面の状態。紫外線&加齢によるホクロが多数あります。一部はシミや疣贅(ゆうぜい)かもしれません。右側よりも数が多いです。

アレキサンドライトレーザー照射直後の状態。「黒いカサブタ」は約1週間くらい目立ちますがマスクでカバーする患者様が殆どです。

治療後約2ヶ月の状態。茶色になっている部分はPIH(炎症後色素沈着)もしくはホクロの深い部分です。PIHはレーザー照射そのものによる日焼け現象ですので、徐々に軽快します。しかし、「紫外線カット」や「ハイドロキノンクリームの塗布」は必須のアフターケアとなります。

治療後約4ヶ月の状態。茶色になっているPIH(炎症後色素沈着)は前回よりは薄くなっていますが、まだまだ気になるレベルなので「紫外線カット」と「ハイドロキノンクリームの塗布」を継続してもらいます。

治療後約8ヶ月の状態。茶色になっている部分(PIHもしくはホクロの深い部位)が多少残っていますが、患者様は「もう気にならないレベルです」との事でしたので、アフターケアも今日で終了としました。右側よりも左側の方がきれいです。

◆ イボ

脂漏性角化症(老人性ゆうぜい)が多発しています。通常のシミは盛り上がっていないことが多いのですが、脂漏性角化症は「シミが盛り上がった状態」と思ってください。ホクロではありませんので「根が深く」はありません。

治療後の写真です。患部の皮膚に少し赤味が残っています。

治療前の右側面です。

治療後の右側面です。
見違えるように若返りました。

治療前の正面です。

治療後の正面です。
◆ ゆうぜい・ミリウム

疣贅(ゆうぜい)の治療前の状態。それほど大きくはありませんが茶色く隆起しています。疣贅は脂漏性角化症とも呼ばれていて脂性の肌の方に多く見られます。紫外線も原因となります。

治療前、触るとブツブツしています。

治療直後の状態です。局所麻酔を行ってから炭酸ガスレーザーで焼灼します。「一皮剥けた」状態になります。周囲の皮膚が白くなっているのは局所麻酔に含まれているエピネフリンの影響です。

治療直後の状態です。一皮剥けていますので、本来ならば1カ所ずつ絆創膏(キズパワーパッドのようなもの)を貼付するのがベストですが、数が多い場合はこのまま放置する場合が多いです。ステロイド軟膏を塗ってもらい紫外線カットは徹底してもらいます。1週間程度で上皮化した後はハイドロキノンクリーム(メラニン色素抑制剤)を最低1ヶ月塗ってもらいました。

治療後、約2ヶ月経過の状態です。色素沈着も現れず、すっきりした額になりました。

治療後、約2ヶ月経過の状態です。この治療で一番の問題点はレーザー照射によって「色素沈着」する方がいる事です。レーザー照射後の色素沈着はよく現れる現象ですが、この患者様はアフターケアをしっかりして頂いたために色素沈着は全く現れずに治りました。色素沈着した場合はきれいになるまでハイドロキノンクリーム等のアフターケアが必要です。


治療前

1回目レーザー照射後、約3ヶ月。
入れ墨の色は明らかに薄くなっていますがレーザー照射による色素沈着が現れています。

2回目レーザー照射後、約4ヶ月。まだ、色素沈着は残っています。

3回目レーザー照射後、約8ヶ月。入れ墨の黒い色は殆ど消えていますが入れ墨の「柄」が判ります。

4回目レーザー照射後、約1年半。
殆ど入れ墨が入っていたとは分からない状態になっていると思います。
ここまできれいになるには2年以上がかかっています。
患者様も大満足だと言っていました。





入れ墨消しの治療にはQスイッチYAGレーザーが第一選択です。アメリカでは「タトウーレーザー」とも呼ばれています。ここで使用するレーザーは黒い色に主に反応しますので、このような緑色の入れ墨では多少薄くはなりますが消えません。当院ではこのようなカラフルな入れ墨に対しては最初からレーザー治療をお勧めしません。



これは黒い色素以外にも赤、白、黄色などの色素が入っているタトゥーです。通常はレーザー治療の対象ではないのですが、結果的にはきれいさっぱり色素が無くなっています。これはアメリカでの症例写真なのですが、アメリカで使用されている入れ墨用のインクは日本のものと違ってレーザーで分解吸収されやすいもののようです。アメリカでタトゥーを入れて帰国した方はレーザー治療の対象となる可能性があります。QスイッチYAGレーザーを7回照射しています。



この方もアメリカでの症例です。赤い色に反応するレーザーはあるのですが(QスイッチYAGレーザーの中の532ナノメーターという波長)その波長特性のために皮膚深部まで作用しにくいレーザーですのでこのような赤い色のタトゥーは治療対象となりにくいのですが、アメリカ製のインクのためか、きれいになっています。QスイッチYAGレーザーを5回照射しています。



これは黒い色素だけの入れ墨ですのでQスイッチYAGレーザーの最も良い適応です。5回の照射できれいになっています。色素沈着もありません。



これも黒い色だけの入れ墨なのできれいになっています。QスイッチYAGレーザーを5回照射しています。右側の治療後の写真をよくよく見ると入れ墨の入っていた部分の皮膚が少し白っぽくなっています。これは「脱色素斑」と言って通常の皮膚の肌色がレーザー治療によって薄くなってしまう現象です。もともと色黒の方では少し気になる事もあります。



これは黒と水色の2色の入れ墨です。10回以上QスイッチYAGレーザーで治療していますが、黒以外は「薄くはなったけれども残っている」状態です。左側の治療前よりは改善してはいますが、これで満足な患者様はいないと思います。やはり最初から切除縫合などの別の治療をお勧めする症例です。



左側は治療前の写真、右側はQスイッチYAGレーザーで1回照射直後の写真です。QスイッチYAGレーザーの特徴(やや弱点ですが)として点状の出血が現れる場合があります。この出血のために照射後1~2日は絆創膏を貼っていただいています。この方は3ヶ月後(2009年2月後半以降)に2回目の治療のために来院される予定ですので、その頃に新しい写真をアップできると思います。この程度の入れ墨ならば3ヶ月毎に3回程度できれいになる事が多いです。実際に治療では痛みを伴いますので、歯科のような局所麻酔をおこないます。治療時間は1~2分です。


◆ 切除

治療前

1回目終了後

1回目切除皮膚

2回目終了後

2回目切除皮膚

3回目終了後

3回目の切除皮膚

4回目終了後、合計2年かかりました

4回目切除皮膚


腰部に黒、黄色、緑、赤の入れ墨が入っています。
2回に分けての分割切除を行いました。
女性の腰部は比較的皮膚に余裕があり、皮下脂肪も多い部位ですので切除は容易です。

1回目の切除組織、約80%は切除出来ました。

1回目切除後、約5ヶ月の状態。
皮膚に余裕が出来たので2回目の切除を行いました。

2回目の切除組織。完全に取りきる事が出来ました。

2回目切除後、約3ヶ月の状態。
線状の傷となり日常生活には全く支障ありません。
「交通事故で大怪我をしました」と言い訳すれば分かりません。


腰部に入っている入れ墨です。
黒の他にも紫が入っているのでレーザーでは完全に消せません。
2回に分けての分割切除を選択しました。

1回目の切除組織です。皮下脂肪も含めて切除します。

1回目の切除から約10ヶ月経過しています。
(仕事の関係で遅くなりました。通常は3~6ヶ月で2回目の切除が可能です)

2回目の切除組織です。縦方向だけでなく横方向にも三角形で2カ所切除しています。

2回目切除後、約3ヶ月の傷です。
まだ赤みがありますが、引きつれ感などは全くなくなり日常生活には支障がありません。
1本ではない「樹枝状の傷跡」に関しては「交通事故で大怪我をした」とか
「有刺鉄線に裸で接触して出来た傷跡」などと言い訳は出来ます。
社会生活上も温泉やプールなどに入れない、というストレスからも解放され、患者様としては満足との事でした。




この方は赤、緑、黒の3色の入れ墨で広範囲でしたので、切除縫合を行っています。本人のご希望で1回だけでの切除を行いました。入れ墨の幅が広めだったので縫い合わせた傷口の緊張が高く、少し幅が拡がった傷口となっていますが、1度だけの治療で入れ墨は取れています。線状の傷は残ってしまいますが色や入れ墨の入っている深さに関係なく治療できるのが「切除縫合手術」のメリットです。線状の傷を他人見られた場合は「昔の交通事故の傷跡です」とか「骨折を整形外科で治療した後の傷です」と言い訳できます。体の線状の傷を見ても誰も「以前にここに入れ墨が入っていたはず」とは思いません。実際の治療は歯科のような局所麻酔を行い、入れ墨の皮膚ごと切除して断端を縫合します。抜糸は1週間後です。抜糸後3ヶ月は傷がきれいになる茶色いテープを貼っていただき、過度な運動やスポーツは控えてもらっています。



この方は殆どが黒い入れ墨だったので時間さえかければレーザー治療でも良かったのですが、時間的に余裕がないとの理由で切除縫合を行いました。ただし、入れ墨を切除縫合する際の皮膚の横幅が広すぎたので1回では全てを切除縫合することは無理だったので2回に分けて切除縫合を行いました。1回目の治療で約2/3の範囲の入れ墨を切除しています。1回目と2回目の治療の間隔は3~6ヶ月以上開けてもらっています。皮膚は時間とともに伸びてきて再度切除する余裕が出てきます。右側の写真は2回目治療後3ヶ月です。傷がまだ赤く少し盛り上がっています。赤みは時間とともに無くなりますが、「最高にきれいな傷」ではありません。上腕外側はどうしても日常生活で使ってしまう部位ですので傷に緊張がかかりやすく、抜糸後の傷が他の部位と比較してきれいになりにくい場所です。抜糸後は出来るだけ運動は控えてもらっています。また、もともとの皮膚の色が黒っぽい方ほど傷がきれいになりにくい傾向にあります。逆に色白の方は傷が目立たない傾向にあります。



上の写真と同じ患者様です。この場合は切除する部分が大きくないので、1回で治療は終了していますし、傷口への緊張(テンション)もあまり強くないので傷は比較的きれいな1本の線となっています。傷周囲が白っぽくなっているのは抜糸後傷を目立たなくするテープを貼っていたために、その部分だけ日焼けしなかったためです。



治療前→上腕の入れ墨です。ご存知のようにレーザーできれいになると約束出来るのは色が黒のものだけです。このように「赤」「オレンジ」「青」「黄色」などが入っているとレーザーを照射しても全体的に色が薄くはなりますが、満足出来るほどきれいにはなりません。上腕は皮膚の余裕のある部位ですので、この患者様の場合は切除縫合を行いました。

1回目手術後→1回目の切除縫合後1ヶ月の写真です。この患者様のように入れ墨の範囲が広い(横方向の幅が大きい)場合は1回だけの切除では全てを取りきれませんので、2回に分けて切除縫合を行う計画を立てました。(このように複数回に分けて切除する治療方法をSerial Excisionと呼んでいます)1回の切除縫合で2/3程度の入れ墨が無くなりました。傷口は1本の線状の傷となっていますが、治療前の入れ墨の長さと比べると、随分と傷が長くなってしまうのが弱点です。

2回目手術後→2回目の切除縫合後1ヶ月の写真です。まだ、傷口の赤みがありますが入れ墨は完全に無くなっています。傷周囲の皮膚の「横線」はテープ跡です。どのような手術でも抜糸後2~3ヶ月は傷をきれいに、目立たなくするためのテープを貼ってもらいます。(最近では美容外科、形成外科だけでなく帝王切開や虫垂炎手術後の傷跡にも使用されています)

1年後→2回目の手術後1年以上経過しています。傷の赤みは完全に消えています。皮膚のツッパリ感もありません。ただし、所々傷の「横幅」が拡大している部分があります。切除縫合の治療ではどうしても皮膚をかなりのテンションで引き寄せますので、「傷口が開く訳ではないのですが、傷口の皮膚が横方向に引っ張られて傷の幅が拡大する」ことがあり得ます。この患者様の場合はこれで十分満足ということでした。もちろん希望があればこの傷を再度切除縫合して、より目立たなく(傷の横幅を細く)することも可能です。このような線状の傷は「昔に骨折した際に整形外科で手術を受けた時の傷です」などと言い訳する事が可能です。このような線状の傷をみても「昔この人は入れ墨が入っていたのだろう」と考える人は誰もいないと思います。



治療前…この患者様の入れ墨は上腕に黒一色だけのものでしたが、普通はレーザー治療をお勧めするのですが、仕事の関係で「出来るだけ早く入れ墨を無くしたい、傷は残っても構わない」という条件だったので入れ墨の皮膚ごと切除縫合する治療を選択しました。レーザー治療の場合は3ヶ月毎に5回前後の治療が必要となりますので、1年半以上かかる事が一般的です。

1回目…切除と言っても横幅がある入れ墨でしたので、1回だけは切除しきれないので、2回に分けて治療を行う計画を立てました。写真は手術後1週間の抜糸前の画像です。糸がまだ付いています。糸は連続縫合してありますので、1針ずつ縫合していません。手術後はこの写真のように内出血が2週間程度あります。手術後1~2週間は皮膚が突っ張った感じが残ります。

2回目…1回目の手術後3~6ヶ月で皮膚が伸びてきて余裕が出てきますので、その頃に2回目の手術を計画します。この患者様の場合は仕事の関係で8ヶ月後に2回目の切除を行いました。写真は抜糸直後のものです。やはり内出血が残っており糸の跡も見えますが、これらは完全に消えてなくなります。かなり傷口の皮膚にテンションがかかっています。傷は最終的には1本の線となります。



治療前…手術前の写真です。上腕での入れ墨だったのですが、縦長(上腕の長軸方向)の入れ墨ではなかったので、横方向の傷として半袖シャツでも傷が目立たないようにデザインしました。

手術後1週間…手術後1週間(抜糸直後)の写真です。黄色や紫の部分は内出血の跡ですが、1週間程度で消えます。

手術後1週間(抜糸直後)…手術後最低3ヶ月はこのようにテープ(3M社製マイクロポアテープ)を傷口に対して直角方向に貼ってもらいます。こうする事によって傷の拡大(傷の幅が広がる)を予防します。

治療後1ヶ月…治療後1ヶ月の写真です。傷の両端が少し盛り上がっています。このような状態を「ドッグイヤー(犬の耳)」と呼んでいます。入れ墨の皮膚を切除縫合した際の「皮膚の余り」のようなものです。これは3~6ヶ月で平坦化して目立たなくなりますので、心配ありません。傷口の周囲の皮膚のシワは直前まで貼っていたマイクロポアテープによるものですので、心配ありません。









◆ 皮膚削除術

治療前。色は黒だけでしたが1回だけでの治療をご希望でした。

削り取った皮膚組織

削皮術を行った直後

約1ヶ月半後。殆ど上皮化しています。

約3ヶ月後。地肌の色が白い方ほど治療後はきれいに治る傾向にあります。


治療前

削皮後約10日、まだ完全には上皮化していません。

約1ヶ月後。完全に上皮化していますが、赤く少し腫れた軽度の肥厚性瘢痕となっています。

約6ヶ月後。下方、横方向に線状の肥厚性瘢痕が残っています。ステロイド注射(ケナコルト)を施行しました。

約1年2ヶ月後。赤みと腫れは改善しましたが、色素沈着した瘢痕となって治りました。痛みや痒みもなく、引きつれ感もありません。患者様も満足とのことでした。



左:うなじ(背中上部)に入っている黒1色の入れ墨です。本来ならばQスイッチYAGレーザーで数回に分けて治療する方法をお勧めするのですが、この患者様は訳あって「傷は多少残ってもいいので来月までに入れ墨の色を完全に無くしたい」というご希望でした。相談の上で皮膚削除術(アブレージョン)を選択しました。

右:皮膚削除術(アブレージョン)を行った直後の写真です。1回で完全に入れ墨の色素は無くなっているのが分かります。歯科のような局所麻酔を行いますので治療中は無痛です。治療中はそれなりに出血があるのですが、治療後はご覧のように意外と出血は少なく、痛みもありません。背中や臀部のなどのように皮膚が厚い(背中や臀部は4~5mmもあります)部位では皮膚をある程度(2mm位)削っても皮下組織(脂肪や筋肉など)が露出しませんので適応があります。傷は残っても構わないので1回で入れ墨を消したい方に向いています。黒以外の色が入っていても大丈夫です。

◆ 皮膚移植



この方は赤、緑、黄色、オレンジなどの黒い部分がほとんど無いカラフルなタトゥーです。もちろんQスイッチYAGレーザーの対象ではありませんし、何回かに分けて切除縫合することも場所的に無理です。(肩関節や前胸部は皮膚の余裕が少なく切除縫合に適さない場所です。特に痩せている男性では尚更です。)そこでこの方の場合は昔ながらの皮膚移植を行いました。皮膚は通常太ももの外側からデルマトームという専用の器械(カンナのようなもの)で薄く採取してきます。皮膚を採取された太ももの部分は皮膚が全層で無くなっている訳ではありませんので、21週間程度で皮膚が再生されます。採取直後は擦り傷状態と考えて下さい。入れ墨の部分の皮膚は全層(皮下脂肪が見えるまでの深さ)で切除します。切除した部分に採取した皮膚を貼り付けて、何カ所も縫合して固定します。移植された皮膚が生着するまでには10日程度はかかりますので、その期間は患部の安静が必要です。翌日からの患部の運動は不可です。入れ墨が広範囲で移植する皮膚の面積が足りない場合には「メッシュ」と言って採取した皮膚をメッシュ状に穴を開けて、その分皮膚の伸展性を高めて小さな皮膚でも広範囲をカバーできるような細工を追加します。この方の場合も少しメッシュ加工を施していますので、皮膚表面にメッシュの穴が点状に跡となって見えます。右の写真は手術後1ヶ月の状態です。この治療は全身麻酔下で行います。入院不要で2時間程度で終了します。抜糸は10日目以降です。



左上腕の入れ墨の患者様ですが、黒だけでなく、赤も入っていたのでレーザーでは完全には消せません。また、入れ墨の横幅も12センチと広かったために分割切除(何回かに分けて入れ墨を皮膚毎切除して皮膚を縫合する方法)も3回以上はかかる事が予想たので皮膚移植を選択しました。
ドナーは太もも外側です。
最初は1週間程度の安静固定が必要ですが、1回だけの手術で終わりますし、切除縫合はしませんので明らかな引きつれ感はありません。「幼少時に火傷をした跡です」と言い訳が可能です。
まだ、手術後1年で赤みや皮膚の盛り上がりありますが、もう2~3年も経過するともっと目立たなくなります。入れ墨を消すまでの期限がある方には1つの選択肢です。



(1)治療前です。既にレーザー治療を2回受けていますが、結局赤色は消えないので皮膚移植を選択した方です。
(2)入れ墨の入っている部分の皮膚を全層に切除しています。見えているのは筋肉などです。
(3)耳の後部から採取した皮膚(全層)を貼り付けて縫合しています。長く残してある糸はこの後のタイオーバー用の糸です。
(4)患部に皮膚が密着するように綿球を置いてそれを糸で固定します(タイオーバー固定と言います)。7~10日この状態をキープします。この期間は患部を動かす事は避けてもらいます。
(5)治療後約1ヶ月の状態です。まだ、皮膚の赤みが残っています。時間の経過とともに周りの皮膚と馴染んできます。

◆ 傷跡修正

治療前の状態、幼少時の腹部手術の傷が凹んで引きつれています。

1週間後(抜糸直後)、真皮縫合というテクニックでわざと傷口を盛り上げて縫合しています。この盛り上がりは皮膚緊張によって徐々に平坦化していきます。

抜糸後マイクロポアテープ貼付、このテープは3ヶ月以上貼付してもらいます。このテープによって皮膚緊張を抑えて、傷口が拡大するのを防ぎます。

約1.5ヶ月後。真皮縫合はまだ残っています。

約3ヶ月後。この時点では既に真皮縫合の盛り上がりが平坦化しています。

2年後、傷口は「白い1本の線状」となっています。これが傷の最終形です。
◆ ケロイド

ピアスの入れ替えの際にピアスホールを傷つけた後から、徐々にケロイドが大きくなってきたそうです。痛みや痒みはないそうです。

耳たぶの裏側には小さな2つ目のケロイドも存在していました。

一塊として切除したケロイド組織、コラーゲンで出来ており固いです。

抜糸直後、再発予防でリザベンの内服とステロイドテープの貼付を3ヶ月行います。

耳たぶの裏側も縫合しています。


ピアスの穴あけ後に生じたケロイド。

切除しました。

1週間後の抜糸直後。

約4ヶ月後の状態、再発もありません。