美肌の症例写真


男性の背中に出来た「老人性血管腫」です。大きくても直径2~3mm程度が殆どです。赤い色に反応するレーザーの中でも「ロングパルスYAGレーザー」を使用します。

キュテラ社のXEOという機種のロングパルスYAGレーザーを照射した直後です。レーザー径は3mm、160Jで2パスです。照射直後に赤い部分熱変成を起こして黒くなります。

照射後、約1ヶ月半です。黒くなった老人性血管腫は1週間程度でカサブタのように剥がれ落ちました。軽度の色素沈着となっています。同一部位の再発は絶対にないとは言えませんが経験はありません。


下まぶたに静脈血管が浮き出ています。この血管のために目の下が「クマ」となっています。ロングパルスYAGレーザーのXEOを照射しました。照射スポットは3mm、180~200Jで血管をなぞるように5発照射しています。麻酔不要です。

照射後、約2週間後です。明らかな静脈血管は消えています。ただし、このような血管によるクマは再発の可能性があります。


治療前、鼻先の毛細血管が目立ちます

治療直後、XEO(ロングパルスYAGレーザー)の3ミリスポットで150J、10msecで照射しました。1回だけでほぼ完全に消えました。


ロングパルスヤグレーザー1回照射後の写真です。毛細血管が1本1本透けて見えるタイプの赤ら顔には最も効果的です。麻酔も不要です。



このように毛細血管が密集したタイプの赤ら顔では1回だけの照射では足りなくて3回必要でした。



このように毛細血管が1本1本透けて見えないタイプの治療が一番困難です。この方の場合もロングパルスヤグレーザーを使用していますが、照射方法を変えています。1本1本毛細血管が見えませんから、中空照射と言って「レーザーを機関銃のようにめくらめっぽう」に照射します。片頬で3000発以上も照射します。この治療方法を1ヶ月間隔で6回行っています。確かに改善していますが、完璧ではありません。



毛細血管というよりはもっと太い皮下の静脈の治療にもロングパルスヤグレーザーは有効です。直径が3ミリ位までの血管に適応があります。日本人はそれ程気にしませんが、皮膚の白い人種の方は積極的に治療を希望します。1~2回の照射で改善します。



小鼻の毛細血管の方です。右側の写真は治療直後の状態です。毛細血管は直ちに消えているのが分かると思いますが、患部の皮膚は少し腫れています。また、患部の皮膚全体に少し赤みがあるのが分かると思います。このようにレーザー照射直後は多少の腫れと赤みが現れる可能性がありますが1日程度で軽快します。もちろんお化粧は治療直後から可能です。


1)女性の陰部の被角血管腫です。治療前です。赤いブツブツが目立ちます。

2)治療直後の状態です。ロングパルスYAGレーザーで3mmスポットサイズ、パルス幅は10msec、出力は130~140Jで1カ所につき1〜2パス照射しました。

3)治療後1週間です。照射部位が黒っぽいカサブタとなっており、まだ剥がれていません。

4)治療後約1ヶ月です。カサブタが剥がれ落ちた後は軽度の瘢痕(皮膚が白っぽくなってしまう事)となっていますが、陰部ですので全く目立ちません。今のところ、再発もありません。

1)治療前の状態です。この患者様の被角血管腫は陰嚢の右側は少なく、左側が明らかに多いタイプでした。左右均等に存在する方もいますが、左右差がある患者様も多いです

2)治療後、約1ヶ月半経過した状態です。非常にキレイな状態で、患者様の満足度も高かったです。瘢痕(傷跡)や色素沈着、色素脱失などの副作用も全く見られません

3)治療直後の陰嚢右側の状態です。黒い点々が被角血管腫をレーザーで照射した後のカサブタです。使用したレーザーはキュテラ社のロングパルスYAGレーザー(XEO)です。3mmスポットでパルス幅は10msec、120~130Jの出力で被角血管腫1個について平均2ショットです。コンタクトクーリングという皮膚の冷却装置がある優れものの機器です

4)治療直後の陰嚢左側の状態です。大きな被角血管腫はカサブタとならずに血管腫が破れて出血しています。この出血した部位もいずれはカサブタとなります。カサブタ部位にステロイド軟膏を塗布し、出血がある場合は陰嚢にガーゼを貼付して帰宅してもらいます。シャワーは当日から可能です


1)治療前の状態です。この患者様は普通にしていると被角血管腫はそれほど目立ちませんが、陰嚢の皮膚を圧迫すると浮き上がってきて目立つ方でした。写真のように皮膚を圧迫するとはっきりと分かります。やはり1年に数回の頻度で出血するそうです

2)治療直後の状態です。患部の軽い火傷のような状態です。使用したレーザーはキュテラ社のロングパルスYAGレーザー(XEO)です。3mmスポットでパルス幅は10msec、1個について平均2ショットです。治療部位はカサブタが出来て治ります

3)治療後、約5週間の状態です。瘢痕(傷跡)や色素沈着などは全く見られません。再発の可能性はありますが、治療前の状態に戻ってしまう経験はありません


1)治療前の陰嚢の左側の状態です。この患者様の血管腫は比較的大きいサイズです

2)同じく治療前の陰嚢の右側の状態です。この患者様は陰嚢の左右で比較的均等に血管腫が分布していますが、片側にだけ集中している方も多いです

3)治療直後の状態です。レーザーを照射した瞬間はピリッという痛みがありますが、麻酔無しで十分に対応できる範囲です。今までに麻酔を必要とした患者様はいらっしゃいません。使用したレーザーはキュテラ社のロングパルスYAGレーザー(XEO)です。治療部位はカサブタが形成されて、やく10日くらいで剥がれ落ちるようです(患者様談)

4)治療後、約1ヶ月の状態です。陰嚢の左右ともキレイになっています

5)同じく治療後、約1ヶ月の陰嚢の下部(肛門に近い部位)の写真です。陰茎付近だけでなく、肛門に近い部位にも確実に照射されています。再発の可能性はありますが、数年で10個以内という程度の方が多いと思います


陰嚢の皮下血管に沿って現れる被角血管腫angiokeratomaです。悪性疾患ではありません。ロングパルスYAGレーザーで簡単に治療できます。麻酔不要、1箇所数秒で照射は終了します。
治療直後、血管腫の部分がカサブタになっています。1週間程度でカサブタが剥がれ落ちてきます。
治療後1年経過です。きれいさっぱり、再発もありません。

陰嚢の被角血管腫の患者様の初回治療後約3年です。「少し再発したので気になる」という事だったので来院して頂きました。見た限りでは再発らしい血管腫はありません。患者様が「陰嚢の皮膚を引っ張ると何個か極小さい血管腫が分かるのです」という事で陰嚢皮膚を引っ張ると確かに直径1mmも無いような血管腫が数個目視できました。治療希望だったので前回と同様にキュテラ社XEO(ロングパルスYAGレーザー)を照射しました。

陰嚢の被角血管腫です。血管腫の数はそれ程多くは無い患者様でした。やはり「下着が出血で汚れていて気付いた」という方でした。血管の走行に沿って血管腫が見られます。
治療直後の状態です。ロングパルスYAGレーザー(キュテラ社のXEO)で照射しました。120~130Jの出力で1個につき2ショットの照射です。血管腫が焼かれてカサブタになっています。
治療後、約1ヶ月半の状態です。この方は10日以上経っても中々カサブタが取れなかったそうです。陰嚢皮膚を引っ張ると小さい血管腫が数個残っていましたが通常では分からないレベルでした。写真の撮影条件が違っていて比較しずらく申し訳ありません。

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