男性形成 ~被角血管腫~
主に男性の陰嚢表面に現れる血管腫を「被角血管腫」と言います。簡単にロングパルスYAGレーザーで治療できます。
治療のポイント
痛みも少なく、麻酔や通院も不要です。
毛細血管拡張症や老人性血管腫の治療と同様に赤色に反応する「ロングパルスYAGレーザー」による治療となります。1064nmという波長です。コンタクトクーリングや強力な冷却エアー噴霧によって麻酔は全く不要です。カウンセリング当日の治療も可能です。
施術の流れ
カウンセリング
経験豊富な院長や副院長が診察・カウンセリングを担当します。陰嚢の被角血管腫は見ただけで簡単に診断がつきます。
手続き
未成年者以外は手術承諾書だけの記入、提出で直ぐに治療が可能です。料金は血管腫1個あたり¥3,300ですが治療個数が多い方のために「50個まで上限¥55,000」「100個まで上限¥66,000」「100個以上の上限¥77,000」という料金設定となっています。陰嚢両側で100個以上の血管腫がある患者様でも料金的に安心して治療が受けられます。
実際の治療
被角血管腫に対して1個1個にロングパルスYAGレーザーを照射します。1個につき平均2発の照射を行います。全てのレーザーにはクーリングデバイス(冷却装置)が付いていますので「冷却→照射→冷却→照射」という具合に治療します。陰嚢全体にある何十個の場合でも30分以内には終了します。治療した被角血管腫の部分がカサブタとなり10日程度で剥がれ落ちてきます。全く無痛ではありませんが、麻酔は全く不要なレベルです。患部にステロイド軟膏を塗布(場合によってはステロイド内服も使用)して帰宅となります。
治療後のアフターケア
炎症や腫れを抑えるステロイド軟膏が処方されますので、治療後3日間の塗布をお願いしています。治療後、カサブタが剥がれ落ちるまで(平均10日間)はシャワー浴だけにして下さい。長時間の入浴でカサブタがふやけて剥がれてしまう事は避けて下さい。陰嚢が擦れたり、不潔になるような仕事や運動、サウナ浴は最低2週間は控えて下さい。ご自身での特別な消毒や通院は原則不要です。治療部位の短期間での再発はありませんが、被角血管腫は体質的なものですので「「小さい血管腫の増大」や「別の部位での出現」「時間の経過に伴う同一部位での出現」の可能性はありますが、現在のところ「年月の経過とともに治療前の状態に全く戻ってしまった」という患者様はいらっしゃいません。
施術費用
料金
施術 | 料金(税込み) |
---|---|
陰嚢被角血管腫(陰嚢表面の赤いブツブツ) | 1個3,300円 (但し、陰嚢全体で50個まで上限55,000円、100個まで上限66,000円、100個以上上限77,000円) |
よくある質問
陰嚢の被角血管腫のレーザー治療は他のクリニックではあまり行っていないようですが、共立美容外科宇都宮院で行っている治療は特殊なものなのですか?
ロングパルスYAGレーザーがあれば比較的簡単に治療出来ますので、決して特殊な治療方法ではありません。栃木県内ではロングパルスYAGレーザーはあまり普及していないのかもしれません。脱毛などにも使用できる優れもののレーザーです。
治療中の痛みはありませんか?
レーザーを照射した瞬間はピリッとした感じがありますが、麻酔が必要になるほどの痛みではありません。治療後1〜2日は皮膚表面のヒリヒリ感が現れる可能性があります。
いつから性行為を行っても良いのですか?
性行為やプール、海水浴、温泉などはカサブタが取れて陰嚢皮膚が完全に上皮化(皮膚が乾いた状態)してからをお勧めします。おおよそ1週間以降となります。
陰嚢にレーザー照射をする事による副作用はありませんか?
特に重大な副作用は考えられません。治療当初のカサブタ形成、その後の皮膚の赤みや内出血、色素沈着などが考えられますが、一生残ってしまうような副作用はありません。睾丸に直接レーザーを照射する訳でもありませんので、精子が減少する心配もありません。
EDや性欲減退になりませんか?
レーザー治療は皮膚表面から数ミリの深さまでの熱作用ですので、陰茎や睾丸に作用してのEDや性欲減退の原因とはなりません。
火傷は起こしませんか?
治療個数が単位面積あたり非常に多かったり、皮膚が非常にデリケートだったりする場合には軽度の火傷(具体的には水疱形成)が絶対に起きないとは断言できません。治療中に皮膚の変化を確認しながらレーザーを照射する個数を決めていきます。万が一、水疱形成しても軟膏処置等で軽快する場合が殆どです。
再発はしませんか?
治療同一部位の短期間での再発はありません。ただし、被角血管腫は体質的なものですので「「治療するほどでは無かった小さい血管腫が大きくなった」や「治療していない別の陰嚢皮膚に血管腫が出来てしまった」「時間の経過に伴って一度治療した部位にまた出来てしまった」などの可能性はあります。現在のところ「治療前の状態に全く戻ってしまった」という患者様はいらっしゃいません。