ワキガ・多汗症 ~ 胸部交感神経節切断術 ~
発汗に関係している交感神経をその「根っこ」から治療する方法です。
上肢からの発汗を根本的に半永久的に改善します。
全身麻酔で行ないます。手術時間は1~2時間、1週間程度の入院が必要です。側胸部に2センチ程度の切開を加えて、そこから内視鏡(胃カメラのような細い管)を挿入して肺の表面近くにある「胸部交感神経節」という交感神経の根っこを切断もしくは焼灼、クリッピング(クリップで圧迫して機能を廃絶させる)してしまう方法です。
日本では東京都品川区五反田にあるNTT病院(旧関東逓信病院)の麻酔科で始められた治療方法で、日本国内では最も多く行なっていますので、当院ではこの治療をご希望の患者様にはNTT病院を紹介しております。
治療のポイント
緊張しても汗をかかなくなる!!
ワキの下の発汗はもちろん手のひら等の上肢の発汗が抑えられます。緊張しても汗をかかなくなります。
施術の流れ
1.カウンセリング
経験豊富な医師により、充分なカウンセリングを行います。
症状や、ご希望などを詳しく伺いながら、最適な治療プランを決めていきます。
2.施術
側胸部に2センチ程度の切開を加えて、そこから内視鏡(胃カメラのような細い管)を挿入して肺の表面近くにある「胸部交感神経節」という交感神経の根っこを切断もしくは焼灼、クリッピング(クリップで圧迫して機能を廃絶させる)してしまいます。
3.施術後
1週間程度の入院が必要です。
代償性発汗といって「今まで上肢から出ていた汗が別の部位から出てくる」事が起こります。個人差があるのですが、腰部や太ももなどの下半身から出て来る事が多いようです。これが気になってしまう事もあり得ます。