自治医科大学形成外科教授の吉村先生のご厚意により、2016年5月から自治医科大学の学生のクルズスを担当しています。
クルズスとは「少人数制の講義」のことです。1回の講義は5~6名で、とてもアットホームな雰囲気で気軽に質問や会話が出来ます。
僕の担当はもちろん美容外科です。自治医科大学の学生にはご存知かもしれませんが「卒業後は出身地に戻って離島や山間部の僻地医療に従事する9年間の義務年限」が科せられています。
当然、僻地医療では美容外科を行う事は皆無だと思います。
ですから、自治医科大学の学生向けに美容外科の講義を行っても、直接的な関係は無いと思われます。
しかし「形成外科の中の1分野としてこのような医療分野もある」と認識を持ってもらう意味ではたいへん意義があると思います。
実際にクルズスを終えた後に学生から「9年間の義務年限終了後に美容外科に進むにはどうしたら良いのですか?」という質問を受けた事もあります。
僕の講義、経験談が少しでも自治医科大学の学生の役に立てば幸いです。
また、僕自身が講義を行う事によって自分自身の勉強にもなっています。