二重・目もと
 ~ まぶたの脂肪取り・脱脂 ~

下まぶたや上まぶたには一般的な皮下脂肪は少なくて、眼窩脂肪と呼ばれる「袋に入った脂肪塊」が存在します。
上まぶたには2カ所、下まぶたでは3カ所存在します。
特に下まぶたでは「目袋」などと呼ばれて、老けた印象の原因となります。
特に水分を取り過ぎたり、お酒を飲み過ぎた翌朝に「まぶたが腫れている」というのは脂肪の袋に水分が溜まったせいです。
下まぶたでは目の裏側(結膜)から、上まぶたでは皮膚を小切開(3ミリ程度)して袋に入っている眼窩脂肪を除去出来ます。
特に下まぶたの脂肪は年齢以上に老けて見える原因の一番です。
いつも疲れているように見られて損をします。
切らずに脂肪をすっきりさせることで、若々しい目もとを取り戻せます。

Before & After

治療前、下まぶたの眼窩脂肪による膨らみが気になります。いわゆる「クマ」となっています

経結膜アプローチによる眼窩脂肪の除去を計画しました。ペンでマーキングした範囲の眼窩脂肪を除去します

治療直後の状態。この時点での腫れは目立ちません

治療後はシリコンシート(シカケアという製品です)を貼付して安静、圧迫を行います

治療後1週間の状態。少し腫れていますが殆ど分かりません

治療後、1ヶ月の状態。腫れは完全に無くなっていてスッキリした印象です

治療後、約2ヶ月の状態。皮膚にシワが見えますが治療前からもあったものなので、脱脂によって極端にシワが増えている訳ではありません

治療後、1年5ヶ月経過の状態です。治療後2ヶ月の状態とあまり変わってはいませんでした

脱脂した左右の眼窩脂肪

治療後、1ヶ月の結膜側の状態。肉眼的には傷は分からなくなっています


典型的な眼窩脂肪の突出による「目袋」です。経結膜からの脱脂の良い適応です。

治療後約1ヶ月の状態。目の下が平坦化して若返った印象です。脱脂による皮膚の余剰も殆どありません。

治療前の右側面、眼窩脂肪の突出が明白です。

治療後約1ヶ月の右側面の状態。目の下の膨らみが無くなりスッキリした目元になっています。

摘出した眼窩脂肪、左右ともほぼ同量でした。眼窩脂肪は一般的に内側、中央、外側の3つに分かれています。



眼窩脂肪が原因と思われる下眼瞼の膨らみが目立ちます。

結膜から眼窩脂肪を除去した治療後です。膨らみが無くなってすっきりしたのですが、今まで無かった皮膚のシワが1本ずつ出来てしまいましたが、膨らんでいるよりは若々しく見えます。

治療前の側面、眼窩脂肪による目の下の膨らみが目立ちます。

治療後側面、眼窩脂肪が無くなってすっきりしました。


目の下には眼窩脂肪が通常は3カ所あります。この方は3カ所とも除去しました。R(右側)の方が少し脂肪が多めでした。


「下眼瞼の脱脂のみ」のモニターの方です。44歳、目の下の眼窩脂肪の突出が目立ちます。

「経結膜からの脱脂」の治療直後の状態です。44歳、腫れは少なく、内出血は全く現れていません。


「除去した下眼瞼の眼窩脱脂」、左右とも3個ずつ除去しました。


治療後はこのようにシカケアというシリコンシートを貼付して帰ってもらいます。このシカケアは術後の腫れや内出血予防に非常に有効です。翌日の朝にはシカケアを剥がして、洗顔が可能です。

術後約1か月の状態。もちろん皮膚切除は行っていませんので、多少のシワは残ってしまいますが劇的に若返った印象です。

治療前の閉眼時の状態、目を閉じても目の下の眼窩脂肪の突出が目立ちます。

治療直後の閉眼時の状態、腫れや内出血も無く良好な結果です。

治療後約1ヶ月の閉眼時の状態、目を閉じてもスッキリしたのが分かります。
目の下の皮膚に浅いシワが1〜2本ありますが、気になればヒアルロン酸注入で目立たなく出来ます。

治療前の側面の状態、目の下の眼窩脂肪の突出が目立ちます。

治療直後の側面の状態、眼窩脂肪が無くなったて平坦化したのが分かります。

治療後約1ヶ月の側面、眼窩脂肪の突出が無くなりスッキリしました。
皮膚や筋肉の加齢による老化は当然ありますが、一度除去した眼窩脂肪は再発はしませんので効果は長続きします。


「下眼瞼の脱脂のみ」のモニターの方です。55歳、目の下の眼窩脂肪の突出が目立ちます。

術後1か月の状態。もちろん皮膚切除は行っていませんので、多少のシワは残っていますが、十分に満足との事です。

「下眼瞼の脱脂のみ」のモニターの治療前のアップです。目の下の眼窩脂肪の突出が目立ちます。

術後1か月の目の下アップの状態。残ったシワが気になればヒアルロン酸の適応です。脱脂は目の裏側の結膜から行いますので皮膚表面には一切傷は残りません。

「下眼瞼の脱脂のみ」のモニターの治療前の右側面のアップです。眼窩脂肪がぽっこり出ています。

「下眼瞼の脱脂のみ」治療後1ヶ月の右側面のアップです。目の下が平らになってスッキリしました。

「下眼瞼の脱脂のみ」のモニターの治療前の左側面のアップです。眼窩脂肪がぽっこり出ています。

「下眼瞼の脱脂のみ」治療後1ヶ月の左側面のアップです。目の下が平らになってスッキリしました。

眼窩脂肪、片側3個ずつ除去しました。

眼窩脂肪を除去しています。3つの脂肪の内「真ん中の脂肪」です。真ん中の脂肪は黄色みが強く量も多いです。

眼窩脂肪を除去しています。3つの脂肪の内「内側の脂肪」です。内側の脂肪はやや白っぽいです。

眼窩脂肪を除去しています。3つの脂肪の内「外側の脂肪」です。外側の脂肪は量が少ない事が多いです。

治療前、いわゆる「目袋(Baggy Eye)」が気になる方でした。程度としては軽い部類です。経結膜脱脂の良い適応です。
脱脂直後です。この方は殆ど腫れや出血が無い方でした。
いつも通りシリコンシート(シカケア)を貼付して帰院します。
治療後、5日目です。多少の腫れはありますが、内出血は皆無です。
治療後、約5週間後です。腫れが完全に無くなった分、皮膚のたるみ(特に左側)が少しだけ現れました。
治療前の側面。眼窩脂肪の突出が分かります。
治療後、5日目。眼窩脂肪の突出が無くなりました。
治療後、約5週間の側面。腫れもなくなりとてもスッキリしました。
経結膜から摘出した眼窩脂肪。この患者様の場合は3ヶ所ある眼窩脂肪の中でも「内側」と「中央」の2ヶ所の眼窩脂肪だけの摘出で十分でした。

治療前、典型的な「Baggy Eyelid」です。経結膜脱脂を行いました。
治療直後は腫れや内出血予防のためにシカケア(シリコンシート)を貼付します。
治療後1週間、多少の腫れが残っていますが内出血は全く出ていませんでした。
治療後約1ヶ月、治療前よりは劇的にスッキリしましたが、皮膚のたるみが残ってしまいました。これは切除しないと改善しないレベルです。皮膚切除を勧めましたが患者様は「十分、満足です」との事でした。
摘出した眼窩脂肪。左右とも3ヶ所ずつです。
治療前の側面。眼窩脂肪の突出が明白です。
治療後、約1ヶ月。随分とスッキリしました。側面からは皮膚のたるみは目立ちません。

 

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治療のポイント

下まぶたの場合

1)目袋(眼窩脂肪)だけが目立つ場合⇒経結膜脱脂が適応になります。まぶたの裏側の結膜を小切開して、眼窩脂肪を除去します。通常は眼下脂肪の袋が3つある内の「内側」と「中央」を除去します。「外側」の眼窩脂肪はあまり関係していない事が多いです。皮膚表面は全くタッチしませんので、脱脂直後からのお化粧も可能です。抜糸もありません。クマが目立たなくて、皮膚のたるみの少ない方にお勧めです。

2)目袋だけでなく目の下のクマ(凹み)も目立つ場合⇒経結膜脱脂+CRF脂肪注入

3)目袋だけでなく明らかに皮膚のたるみが多い場合⇒下眼瞼たるみ切除術



術前正面

脂肪が除去されて、すっきりとした下眼瞼になりました

術前側面

脂肪が除去されて、すっきりとした下眼瞼になりました


除去した眼窩脂肪

上まぶたの場合

1)一重まぶたの方で上まぶたの腫れぼったさだけが気になる場合⇒皮膚小切開による眼窩脂肪除去が適応になります。最大2カ所の小切開を加えますので厳密には傷が少し残りますが徐々に目立たなくなります。2日目に抜糸が必要です。(抜糸不要のクリニックがありますが、小切開部分が癒着して凹んで治ってしまう危険性がありますので、当院ではナイロン糸で縫合しています)

2)既に二重まぶたで上まぶたの腫れぼったさだけが気になる場合⇒現在の二重のラインに沿った皮膚小切開による眼窩脂肪除去が適応になります。除去した脂肪が多いと相対的に皮膚が余ってしまい二重のラインが崩れる可能性があります。そのような場合は埋没法で二重のラインを修正することも出来ます。2日目に抜糸が必要です。

3)現在は一重まぶただが脱脂と同時に二重になっても構わない場合⇒新しく作成する二重のラインに沿った皮膚小切開による眼窩脂肪除去が適応になります。二重(共立式P-PL法)と同時に行うとセット料金設定がありますので、お安く治療が受けられます。二重になって目がパッチリして、腫れぼったさも解消する一石二鳥の治療です。2日目に抜糸が必要です。


術前、奥二重で腫れぼったいです

上まぶたの脱脂、その他に二重埋没法(P-PL法)による二重幅の拡大と目頭切開(Z法)を併用しています。


脂肪除去の術中写真、眼窩脂肪は塊となっている脂肪です

4)ご両親の上まぶたと似ていて「将来的に上まぶたが凹んでくる体質」の方⇒年齢とともに上まぶたが凹んでくるのは眼窩脂肪の萎縮が考えられます。若いうちにしっかり眼窩脂肪を除去してしまうと将来的に目の上の凹みが強くなり「疲れた印象」を与えてしまう可能性があります。積極的には脱脂をお勧めしません。


この方のように上まぶたが将来凹んでしまう事が予想される場合は若い時の上まぶたの脱脂はお勧めしません

よくある質問

抜糸は必要ですか?

下まぶたでは抜糸不要です。上まぶたでは2日目に抜糸のためにの通院をお願いしています。上まぶたでも抜糸不要のクリニックがありますが、小切開部分が癒着して凹んで治ってしまう危険性がありますので、当院ではナイロン糸で縫合し抜糸しています。

眼球や視力に支障はありませんか?

眼球に触れる治療ではありませんので、視力が悪くなるような心配はありません。

コンタクトレンズはいつから着用出来ますか?

上まぶたでも下まぶたでも当日直後からのコンタクトレンズの着用が可能です。ただし、下まぶたの場合は結膜の腫れのために違和感が出る事があります。コンタクトレンズを着用して違和感がある場合は違和感が無くなるまで着用を控えて下さい。

腫れや内出血はしませんか?

下まぶたでは腫れや内出血は殆どありません。お化粧も当日から可能です。上まぶたでは多少の腫れや内出血する可能性がありますが、2日目からお化粧が出来ますのでカバーして下さい。

再度脂肪が付いたりはしませんか?

眼窩脂肪は皮下脂肪と違って体重の増減にあまり影響されません。ただし、極端に太ったりすると残っている眼窩脂肪が増加する可能性はあります。また、体重の増減に関わらず加齢によって眼窩脂肪が自然と減ってくる体質の方がいます。そのような場合はまぶたが凹んでしまう可能性があります。

傷は残りませんか?

下まぶたの脱脂の場合は結膜を小切開するので、皮膚には全く傷は残りません。上まぶたの脱脂の場合は数ミリの傷が付きますが数ヶ月で目立たなくなります。

施術費用(全て両目)

施術法 料金(税込み)
上まぶた(1ヶ所切開)
※別途腫れ止めセット必要
132,000円
上まぶた(2ヶ所切開)
※別途腫れ止めセット必要
198,000円
下まぶた(経結膜法)
※別途腫れ止めセット必要
198,000円
下まぶた脱脂(経結膜法)とCRF脂肪注入を同時に行った場合
※別途腫れ止めセット必要
※別途CRFシリンジ代 16,500円
418,000円
腫れ止めセット
※世界最小34G針で麻酔・術前点眼薬3種類・麻酔前クーリング・治療後クーリング2回・腫れ止め漢方薬処方・腫れ止め点眼薬処方
(各施術共通)
33,000円

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