2018年秋頃に豊胸や乳がん手術後の乳房再建でシリコンバッグを挿入した患者様に悪性リンパ腫がある程度の確率で発症する、という事が判明してきました。
乳がんではなく、悪性リンパ腫です。
BIA-ALCLとはBreast Implant Associated Anaplastic Large Cell Lymphomaの略です。
シリコンバッグの表面がザラザラ(テキスチャード)しているタイプに多く発症しています。
発症は手術を受けてから平均9.2年、初期症状として多いのはゼローマ(漿液腫)形成です。シリコンバッグの周囲にゼローマという液体が貯留するようです。
この状態が進行するとしこり(腫瘤)がバッグ周囲の皮膜に形成されるようです。
日本の厚生労働省でも認可されていたアラガン社のテキスチャードシリコンバッグに一番多く発症しています。世界各国のデータには多少の違いがありますが、おおよそ1/3000人の割合のようです。
他のメーカー(メンター社、ユーロシリコン社、など)のシリコンバッグでも発症しています。
こちらも世界各国のデータには多少の違いがありますが、おおよそ1/15,000人の割合です。
日本国内でも2019年6月にリンパ腫患者が1名確認されました。
FDA(アメリカ食品医薬品局)では2019年7月24日にアラガン社の該当製品の販売停止、在庫回収措置が取られました。
日本でも翌日の7月25日に同様の措置が取られています。
共立美容外科宇都宮院では過去に当院でシリコンバッグ、生理食塩水バッグ、ハイドロジェルバッグなどの手術を受けた患者様に連絡が付く限りで全員に情報提供を行いました。
平成8年の開業以来ですので500名を超える数となりました。
美容外科学会や形成外科学会などからの最新情報は以下のサイトでご覧いただけます。(2019年11月11日現在)

要点は「症状が無いにも関わらずシリコンバッグ等をやみくもに抜去する必要は無い」「1年に1回の超音波エコー等による検診は必須」です。
新しい情報は随時、当ホームページやブログ、メールマガジン、LINE等で告知していきます。

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