顔の輪郭
 ~ エラボトックス ~

簡単な注射だけでエラをスッキリ

エラ(下顎角部)が出っ張っている輪郭は東洋人に多いです。
エラ(下顎角部)が出っ張っている輪郭は東洋人に多いです。
根本的にはエラ骨きり術となりますが「全身麻酔」「比較的長いダウンタイム」「100万円近い料金」などとハードルは高いです。

エラ張りの原因は大きく分けて「骨」「咬筋」「皮下脂肪」の3つです。咬筋はボトックス注射で簡単に治療可能です。皮下脂肪も脂肪分解注射や脂肪吸引で改善が可能です。

理論上「抗体形成」が起きないドイツのメルツ社製ボカチャ(旧名ゼオミン)
厚生労働省では未認可ですがFDAや CEマークを取得して長い歴史があります。

厚生労働省で認可されている唯一のアラガン社ボトックスも用意しています。

治療のポイント

エラボトックスはとても手軽な治療方法ですが、永久的な効果ではありません。平均的には4~6ヶ月の効果です。また、注射してすぐに効果が現れるものでもなく3~4週間後が仕上がりとなります。

「廃用性萎縮」と言って「咬筋が縮小した状態が何年も継続すると、ボトックス注射をしなくても咬筋がある程度縮小したままになってしまう」という現象がよくあります。この廃用性萎縮を期待する場合は「6ヶ月毎の注射」では咬筋が全く戻ってしまうので、「4~5ヶ月毎の注射」をお勧めしています。
咬筋が戻ってしまう前に注射をすることで廃用性萎縮が期待できます。

治療の流れ

カウンセリング

経験豊富な医師が患者様のご希望を丁寧に伺います。
エラ張りの治療方法を各種詳しくご説明します。

検査

エラ張りの原因が骨なのか咬筋なのか、脂肪なのを超音波エコーを使ってその場で診断します。明らかに骨を切らないと改善が見込まれない場合は「エラ骨切り」をお勧めしますが、殆どの患者様ではエラボトックスによる「咬筋縮小」だけでも十分に満足されています。


超音波エコーによる術前検査です。安静時の咬筋の厚みは8.3mmでした。

奥歯を噛みしめた時の咬筋の厚みは11.5mmでしたので「中度」です。料金は中度なので6万円(両側、税別)です。

超音波エコーによる術前検査です。安静時の咬筋の厚みは9.2mmでした。

奥歯を噛みしめた時の咬筋の厚みは14.4mmでしたので「最重度」です。料金は最重度なので8万円(両側、税別)です。

FUJIFILM社製 ARIETTA50

施術

超音波エコーで診断した咬筋のボリュームに合わせた量のボトックスを直接咬筋に注入します。麻酔は不要ですが、痛み軽減のために「治療部位の皮膚を冷却材で強力に冷やしたり」「ボトックスに麻酔薬を少量混ぜてから」注入します。
今まで、患者様から「痛かったです」と言われたことはありません。

施術後

5分ほど腫れや内出血の予防のために患部を冷やしてから帰ってもらいます。
ボトックスは熱に弱いので治療後48時間程度は「高温のサウナ」や「患部へのレーザー照射」「激しい運動」などは控えてもらっています。

治療後、約1ヶ月後に来院してもらい超音波エコーで実際に咬筋が縮小しているかどうかを数値で確認します。また、治療前後の比較写真で変化を確認して頂きます。

Before & After


治療前の正面写真。元々、右側のエラ張りが強いのが分かります。アラガン社のボトックスを50単位ずつ左右の咬筋に注射しました。

治療後約1ヶ月の正面写真。劇的にほっそりしました。

治療前の右斜位写真。

治療後約1ヶ月の右斜位写真。エラ付近のボリューム感が減少しています。

超音波エコーでの右側咬筋の治療前の噛み締めた状態の厚みは17.1mmでした。

超音波エコーでの右側咬筋の治療後の噛み締めた状態の厚みは13.1mmでした。厚みは4mmの変化ですが、見た目はそれ以上の変化を感じます。

治療前の左斜位の写真。

治療後約1ヶ月の左斜位写真。やはりエラ付近のボリューム感の減少が分かりますが、正面からの変化が一番大きく感じます。

超音波エコーでの左側咬筋の治療前の噛み締めた状態の厚みは15.4mmでした。

超音波エコーでの左側咬筋の治療後の噛み締めた状態の厚みは13.7mmでした。変化は1.7mmですが、写真上の変化は大きいです。

エラが張って気になる、と来院されました。治療前の正面の状態です。超音波エコーで咬筋(エラの筋肉)の厚みを測定したところ、右側は15mm左側は11.2mmだったので、アラガン社ボトックスを右側には50単位、左側には35単位を注入しました。

エラボトックス注射後5週間の正面、エラ付近がボリュームダウンした印象になりました。

治療前の左斜め。

治療後5週間の左斜め。正面ほど変化は感じられません。

治療前の右斜め。

治療後5週間の右斜め。やはり、正面ほど変化は感じられません。

治療前の右咬筋を噛み締めた時の超音波エコー画像です。

治療後5週間の右咬筋を噛み締めた時の超音波エコー画像です。咬筋の厚み15.0mm→11.1mmへと減少しています。

治療前の左咬筋を噛み締めた時の超音波エコー画像です。

治療後5週間の左咬筋を噛み締めた時の超音波エコー画像です。11.2mm→8.2mmへと減少しています。


エラボトックのモニター患者様です。骨切りや脂肪吸引などのダウンタイムがある治療は避けたい、という方です。アラガン社のボトックスビスタを左右60単位ずつ咬筋内に31G針で注射しました

注入後、5週間の状態です。少しエラのあたりがスッキリした印象はあります

初回注射後、6ヶ月と2週間経過した状態です。かなり戻ってしまった印象ですが、超音波エコーでは効果はまだ残っていました。2回目のエラボトックス注射を前回同様の左右60単位ずつ行いました

2回目の注射後、5週間の状態です。また、前回と同様に少しスッキリした印象が得られています。本当は脂肪吸引も併用したい患者様ですがダウンタイムの関係でボトックスのみの治療です

治療前の右斜め写真です。下顎角の骨も切りたいところですが、そこまで希望される方は本当に少ないです

注入後、5週間の状態です。正面写真よりは咬筋萎縮の効果がはっきりと分かります

初回注射後、6ヶ月と2週間経過した状態です。戻っていますが全く元に戻ってはいません

2回目の注射後、5週間の状態です。また、前回と同様に下顎角(エラ)付近がボリュームダウンした印象が得られています

治療前の左斜め写真です

注入後、5週間の状態です。明らかにエラ付近のボリュームダウンが分かります

初回注射後、6ヶ月と2週間経過した状態です。かなり戻ってはいますが、注射前と全く一緒ではありません。超音波エコーでもボトックスの効果が100%無くなっている訳では無いのが実証されています

2回目の注射後、5週間の状態です。また、前回と同様に下顎角(エラ)付近がボリュームダウンした印象が得られています

初回注射前の左側咬筋厚(噛み締めた状態)は19.3mmと料金分類上は最重度でした

注射後約5週間の左側咬筋厚は14.0mmと明らかに減少していました

初回注射後、6ヶ月と2週間経過した時点での左側咬筋厚は17.3mmと注射前よりは少なくなっています。超音波エコー上でも6ヶ月以上経過しても全く元に戻っている訳では無い、という事が実証されました

2回目注射後、5週間の左側咬筋厚は14.2mmでした。初回注射の方が効果が高かった、と数字上は言えます

初回注射前の右側咬筋厚(噛み締めた状態)は19.5mmとこちらも料金分類上は最重度でした

注射後約5週間の右側咬筋厚は12.9mmと明らかに減少していました

初回注射後、6ヶ月と2週間経過した時点での右側咬筋厚は16.8mmと注射前よりは少なくなっています。6ヶ月以上経過しても全く元に戻っている事は無いようです

2回目注射後、5週間の右側咬筋厚は14.7mmでした。右側も初回注射の方が効果が高かった、と数字上は言えます。6ヶ月ごとに何度もボトックスを反復注射すると「廃用性萎縮」が期待出来ます



エラボトックスと頬への脂肪分解注射の治療前です。

エラボトックス1回と頬脂肪分解注射3回の治療後です。エラの骨切りを行わなくてもここまで改善して、患者様も満足との事です。


エラボトックスの治療前です。エラも気になりますが頬からアゴにかけては脂肪も気になります。

エラボトックスの治療後、約1ヶ月です。エラは確かにスッキリして顔の横幅が明らかに改善しました。しかし、患者様は「もっと顔を小さくスッキリさせたい」との希望でしたので、この後、脂肪吸引を追加しました。

エラボトックスと顔全体の脂肪吸引の治療後です。脂肪吸引によってアゴ先までシャープな輪郭が得られて大満足との事でした。


エラボトックスの治療前左斜めです。エラも気になりますが頬からアゴにかけては脂肪も気になります。

エラボトックスの治療後左斜め、約1ヶ月です。エラは確かにスッキリして顔の横幅が明らかに改善しました。しかし、患者様は「もっと顔を小さくスッキリさせたい」との希望でしたので、この後、脂肪吸引を追加しました。

エラボトックスと顔全体の脂肪吸引の治療後左斜めです。脂肪吸引によってアゴ先までシャープな輪郭が得られて大満足との事でした。


エラボトックス治療前。エラの骨が出ているタイプではありませんが、見ただけでエラ(咬筋)が横方向に発達しているのがわかります。

エラボトックス、約1ヶ月後。明らかに変化がわかります。

エラボトックス治療前左斜め。エラの骨が出ているタイプではありませんが、見ただけでエラ(咬筋)が横方向に発達しているのがわかります。

エラボトックス左斜め、約1ヶ月後。エラ(咬筋)が全体的にボリュームダウンして輪郭がほっそりしました。

治療前の正面。小顔にしたい、というご希望でしたが骨切りまでは考えていない方でした

治療後1ヶ月半の状態です。少しは変化が分かりますがまだまだです

治療後、約6ヶ月の正面。写真でも分かるようにかなり小顔になっています。この方のように1ヶ月半以降に効果がしっかり現れてくる患者様もいらっしゃいます

治療前の右斜位。エラが張っているのがよく分かります

治療前の右咬筋安静時の超音波エコーです。咬筋の厚みは8.4mmです

治療前の右咬筋を噛み締めた時の超音波エコーです。咬筋の厚みが8.4mm⇒12.8mmに大幅に増加しています。右側の咬筋に対してはアラガン社のボトックスを40単位注入しました

治療後1ヶ月半の右斜位です。正面よりは咬筋のボリュームが減ったのが分かると思います

治療後、約6ヶ月の右斜位です。1ヶ月半経過した写真よりも一層、咬筋のボリュームが減ったのが分かると思います。満足度も高いです

治療後、約6ヶ月の右咬筋の安静時の超音波エコーです。咬筋の厚みは8.7mmですので、治療前と殆ど変わっていません

治療後、約6ヶ月の右咬筋の噛み締め時の超音波エコーです。咬筋の厚みは治療前12.8mm⇒8.7mmと劇的に減っています

治療前の左斜位です。エラのボリューム感が分かります

治療前の左咬筋、安静時の超音波エコーです。咬筋の厚みは9.2mmです

治療前の左咬筋を噛み締めた時の超音波エコーです。咬筋の厚みが9.2mm⇒14.4mmに大幅に増加しています。左側の咬筋に対してはアラガン社のボトックスを50単位注入しました

治療後1ヶ月半の左斜位の状態です。少しは変化が分かりますがまだまだです

治療後、約6ヶ月の左斜位。写真でも分かるようにかなり小顔になっています。この方のように1ヶ月半以降に効果がしっかり現れてくる患者様もいらっしゃいます

治療後、約6ヶ月の左咬筋の安静時の超音波エコーです。咬筋の厚みは治療前の9.2mm⇒8.2mmですので、治療前より僅かに減った程度です

治療後、約6ヶ月の左咬筋の噛み締め時の超音波エコーです。咬筋の厚みは治療前14.4mm⇒9.8mmと劇的に減っています


院長コメント

一般的にエラの咬筋を縮小させるボトックスでは「その効果が1ヶ月後位で最大になる」と言われてきましたがこのモニター患者様のように「1ヶ月半後でも効果は出ているが、それ以降の方がより一層効果が出ている」という場合もあるようです。
また、ボトックスの一般的な効果の持続は4〜6ヶ月(アラガン社が厚生労働省に提出している書類上は3ヶ月)と言われていますが、このモニター患者様は6ヶ月以上経過した時点でもマックスの効果が持続している、と考えられます。
個人差と言ってしまえばそれまでですが、時間の経過とともに効果が増してきた印象です。
実はこのモニター患者様は治療前と1ヶ月半経過時点で写真撮影を終了したのですが、たまたま別の美容治療で6ヶ月後に来院された時に写真を撮ったら「こんなに効果が出ていたの!」と驚いた次第です。
美容治療は規格的ではなく奥が深いと実感しました。

よくあるご質問

治療中の痛みはありませんか?

麻酔薬を混ぜて注入しますし、注入前にエラの皮膚を冷却して痛覚を鈍らせてから注入しますので痛みは殆どありません。また、使用する注射針は32Gという非常に細いものです。治療後の痛みもありません。

注射して直ぐに効果が現れるのですか?

一般的には3~4週間後にはっきりとした効果が現れます。しかし、患者様によっては6ヵ月後に一番効果が現れる方もいらっしゃいます。

副作用はありませんか?

副作用ではありませんが、ボトックス注入によって咬筋が小さくなってしまいますので「奥歯で噛む力が弱く」なります。吹奏楽器やスポーツをしている方は今までと比べて違和感を感じるかもしれません。また、チューインガムを噛むと疲れやすくなります。普通の会話やカラオケ、食事には支障ありません。

通院は必要ですか?

必ず必要ではありませんが、治療後約1ヶ月目に来院して頂き、超音波エコーの検査で咬筋が確実に小さくなっている事を確認します。

使用するボトックスはどこのメーカーですか?

厚生労働省とFDAで認可されているアラガン社のボトックスを使用しています。また、FDAでは認可されていますが厚生労働省では未だ認可されていない「抗体形成が理論上起きない」ドイツのメルツ社のゼオミンも導入していますので選択可能です。効果や料金は一緒です。

エラボトックスによって皮膚がたるんだりしませんか?

肉眼的にはたるんでしまった経験はありません。エラ骨切りでは除去するボリュームが大きいので、特に年配の方では皮膚がたるむ可能性がありますが、エラボトックスではそこまでの大きな変化はありません。

エラボトックスを何回も行うと半永久的な効果が得られると聞きましたが本当ですか?

本当です。個人差はありますがエラボトックスを何回も連続して行うと「廃用性萎縮」という状態が期待出来ます。ボトックスによって萎縮した咬筋が元に戻る前(通常は5ヶ月くらい)に再度ボトックスを注入することを数年続けるとエラが小さくなった状態がキープされる現象です。
実際、当院でも廃用性萎縮の患者様を経験しています。

治療後、直ぐにお化粧しても良いですか?

注射は32Gのとても細い針を使用しますので、厚化粧でなければ構いません。

料金はどうなっていますか?

エラの状態(咬筋のボリューム)によって使用するボトックスの量を変えています。事前に超音波エコーで咬筋の厚みを測定してから治療を行います。
具体的には咬筋の厚みが10mm以下は5.5万円、12mmまでは6.6万円、14mmまでは7.7万円、14mm以上は8.8万円(いずれも両側、税込み)です。
左右の咬筋の厚みが明らかに違う場合は料金も変わる可能性があります。

歯ぎしりにも効果があると聞いたのですが本当ですか?

本当です。ボトックスによって咬筋の働きが弱まります。この場合は小顔が目的ではありませんのて、注入するボトックスの量も少なめで大丈夫です。

ボトックスを何度も注入すると効果が低くなってしまう事があると聞いたのですが本当ですか?

本当です。抗体形成という現象の事だと思います。何度も注入しているとボトックスに対して「抗体形成」が起きてしまい、ボトックスの効果が低くなってしまいます。
具体的には効果の持続期間が短く(1~3ヵ月)なってしまいます。
当院では経験していません。

腫れませんか?

注入する量はボトックスの溶解液として1.5cc程度ですので殆ど腫れません。咬筋という筋肉内に注入しますので内出血もほとんど起こしません。

ボトックスを注入後に気を付ける事はありますか?

ボトックスは熱に弱いので注入後は最低48時間は患部に体温以上の熱を加えないようにお願いしています。具体的には患部へのレーザー照射やサウナ浴などは控えていただきます。治療当日はシャワー浴だけにして下さい。

エラ骨切りと同時にエラボトックス注射を行なっても問題ありませんか?

はい、問題ありません。骨切りとの相乗効果でより小顔効果が得られます。

エラボトックスは顔の脂肪には効果が無いのですか?

ボトックスは脂肪には効果がありません。あくまでも筋肉を萎縮させる効果しか期待出来ませんので、顔が大きい原因が咬筋だけでなく皮下脂肪にもある場合は脂肪吸引や脂肪分解注射との併用をお勧めします。

料金(超音波エコーによる咬筋厚測定によって4段階)

エラボトックス(両側、軽度)~10mm 55,000円 ※男性はこの料金の10%アップ
エラボトックス(両側、中度)~12mm 66,000円 ※男性はこの料金の10%アップ
エラボトックス(両側、重度)~14mm 77,000円 ※男性はこの料金の10%アップ
エラボトックス(両側、最重度)14mm~ 88,000円 ※男性はこの料金の10%アップ
エラ骨切り 880,000円~1,100,000円

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