女性形成 ~性病検査

性病の検査治療も行っています


性病・性感染症は放置しても自然には治りません!

パートナーとの信頼関係と疾患の早期治療のために検査をしましょう!

ご存じの方も多いと思いますが、ここ数年で性病(性感染症)が日本で急増しています。
性行為に関連して感染する病気の総称を「性病・性感染症・STD」と言います。
少しでも気になる方は、ご自身の性病の治療だけでなくパートナーとの性病の早期治療のためにも早めの検査をお勧めします。
性病というとエイズ、梅毒、クラミジア、淋病、性器ヘルペス、B型肝炎、C型肝炎、尖圭コンジロームなどが挙げられますが、急増しているのが梅毒です。
検査は簡単な血液検査で済みます。
当院ではRPR法という抗体検査で診断しています。

検査結果では(+)と出ます

梅毒感染者数グラフ(厚生労働省のサイトから引用)

2015年頃から徐々に増え始め、2020年頃から急激に上昇しているのが分かります。

6年前の2016年1〜3月の感染者届出数(厚生労働省のサイトから引用)

赤字が感染者が多い都道府県です。

2022年4〜6月の感染者届出数(厚生労働省のサイトから引用)

2022年、全国的に「真っ赤っか」です。怖いほど増加しているのが一目瞭然です。

検査のポイント(潜伏期間・検査方法)

◎エイズ

→潜伏期間は数日ですが、抗体検査で陽性を示すまでは約4週間かかります。血液検査で診断可能です。感染直後では検査をしても陽性にならない可能性があります。

◎梅毒

→潜伏期間は3〜6週間です。血液検査で診断可能ですが、検査で陽性を示すまでは4〜6週間かかります。感染直後では検査をしても陽性にならない可能性があります。

◎B型肝炎、C型肝炎

→多くが慢性肝炎となるために症状は直ぐには現れません。何年も経ってから「全身倦怠感・食欲不振・黄疸」などの症状が出てきます。血液検査で診断可能です。検査で陽性になるにはB型肝炎で2ヶ月以上、C型肝炎で3ヶ月以上必要です。感染直後では検査をしても陽性にならない可能性があります。

◎性器ヘルペス

→潜伏期間2〜10日間です。水疱などの皮膚粘膜症状がある場合は検体検査、症状が無い場合は血液検査で診断可能です。血液検査で陽性を示すまでは4週間以上かかります。感染直後では検査をしても陽性にならない可能性があります。

◎淋病

→潜伏期間2〜7日間です。男性の場合は尿や肛門分泌物、女性の場合は膣や肛門分泌物の検体検査を行います。

◎クラミジア

→潜伏期間1〜3週間です。男性の場合は尿や膿、肛門分泌物、女性の場合は膣や肛門分泌物の検体検査を行います。

◎カンジダ

→潜伏期間10日前後です。男性の場合は尿や肛門分泌物、女性の場合は膣や肛門分泌物の検体検査を行います。

◎トリコモナス

→潜伏期間1~3週間です。男性の場合は尿や肛門分泌物、女性の場合は膣や肛門分泌物の検体検査を行います。

料金表

メニュー/施術法 料金(税込み)
エイズ 5,500円
肝炎(B型C型両方) 8,800円
梅毒 5,500円
クラミジア 16,500円
淋病 16,500円
カンジダ 5,500円
トリコモナス 11,000
お得なセット料金
(エイズ、肝炎(B型C型両方)、梅毒、クラミジア、淋病)
44,000円

※料金は2023年1月12日現在です。

よくある質問

梅毒の症状は?

男性ではペニスや口唇の初期硬結(軟骨のような硬さのしこり)や潰瘍形成、女性の場合は陰部皮膚や膣内部の初期硬結や潰瘍形成です。口腔粘膜や咽頭粘膜にも現れます。鼠径部や頸部のリンパ節が硬くなり腫れます。バラ疹という皮膚発疹も特徴的な症状です。全身にで現れる事もありますし、足の裏や手の平に現れる事もあります。痛みなどの症状はありません。何しろ感染力が強いのが梅毒です。

クラミジアの症状は?

男性の場合は膿尿(サラサラしている事が多い)と排尿時痛が現れますが。女性の場合はおりものの増加、不正出血、下腹部痛などの症状が現れる事もありますが殆ど症状が無い場合が多いです。進行すると卵管炎、子宮頸管炎、骨盤腹膜炎などを発症します。淋病も合併していることが多くあります。

淋病の症状は?

クラミジアと基本的には一緒ですが、症状が強く出る傾向にあります。男性の場合は膿尿(ドロっとしている事が多い)と強い排尿時痛が現れます。女性の場合はクラミジアと同様に症状が少なく殆ど気付かれない場合が多いです。進行すると卵管炎、子宮頸管炎、骨盤腹膜炎などを発症します。クラミジアも合併していることが多くあります。

性器ヘルペスの症状は?

男性の場合はペニスや肛門周囲の水疱、潰瘍です。女性の場合も膣周囲や肛門周囲の水疱、潰瘍です。通常は明らかな痛みを伴いますので見逃すことは少ないです。

エイズの症状は?

多くが慢性経過をたどるために初期症状は殆どありませんが、インフルエンザのような症状が感染後2〜4週間で見られる場合がありますが、自然と軽快してしまいます。数年以上経過してからカンジダ症・ニューモシスチス肺炎などの日和見感染症を発症して初めて気付く事が多くあります。

B型、C型肝炎の症状は?

多くが慢性肝炎となるために症状は直ぐには現れません。何年も経ってから「全身倦怠感・食欲不振・黄疸」などの症状が出てきます。放置すると肝硬変、肝臓がんへと進行する可能性が高くなります。

尖圭コンジロームの症状は?

真菌(カビ菌)の一種で女性には頻繁に見られる病気です。女性での症状は「外陰部の痒み」「白いヨーグルト状のおりもの」「排尿時痛」「性交時痛」などです。抗生剤の服用が原因となる事が多くあります。男性での症状は「尿道炎」「ペニスの痒み、ただれ」などですが、男性で発症する事は少ないです。

カンジダの症状は?

ペニスや膣、肛門周囲の皮膚や粘膜に隆起性のイボ状のものが現れます。目で見てわかりますが、女性で膣内部に現れたものは気付かれずに増大する事がよくあります。痛みは通常ありません。

トリコモナスの症状は?

トリコモナスという原虫による性感染症です。女性での症状は膣感染による「悪臭のあるおりもの」「膣周囲の痒み」「下腹部痛」などです。男性での症状は「尿道の痒み」「排尿時痛」などですが症状が出ない事も多く、また男性の尿検査では検査精度が低いのでパートナーに症状が出た場合にのみ検査をお勧めしています。

性病に罹っていたのが判明した場合はどうすれば良いですか?

保険診療の対象ですので、一般の医療機関を受診してください。もちろん、当院で治療出来る性病もありますが自費診療となります。

診療案内