鼻・唇・耳・へそ
 ~ ピアス ~

ボディピアス(へそ、鼻、唇、舌、乳首等)も無痛で穴あけが可能です。

ピアスは医療機関で受けましょう

耳たぶなどは自分で開ける方も多いと思います。ピアスショップによっては、その場で麻酔無しでボディピアスを開けてしまうところもあるようです。ただ、「ピアスは人体に穴をあける行為」ですので医師や看護師などの国家資格を持った人間以外が穴をあける事は違法行為となります。清潔な環境で、アフターケアも受けられる医療機関でピアスを開ける事をお勧めします。

ピアスの部位と名称

症例


  • インナーコンク
    耳の縁ではないので耳の形に関係なく開けられます。

  • インダストリアル
    1本のピアスとしてだけでなく、2ヶ所別々でも使えます。

  • アイブロー
    特に男性に人気があります。やや出血しやすい場所です。


  • 当院では耳以外では人気No1です。治療後は舌が腫れるのでピアスの軸は長めのものを使用します。

  • 舌の裏側
    血管を避けてピアスを開けるのがポイントです。

  • タンウェブ
    マニアックな場所ですが、通常は見えないので仕事にも支障ありません。

  • おへそ(ナベル)
    当院では耳以外での人気No2です。特におへその形が悪い方にはお勧めです。
    出べそや広すぎるおへその形が整えられます。

  • セプタム&ラブレット
    鼻の鼻柱を横に貫通させるのがセプタムです。セプタムピアスは鼻の穴の中に隠せますので、仕事中などでも気付かれません。
    ラブレットは唇の粘膜にピアスが埋もれてしまう可能性がある場所です。ピアスの軸は少し長めをお勧めしています。

  • マディソン
    鎖骨の間の部位をマディソンと呼んでいます。
    ピアスの軸は隠れてキャッチだけが浮き上がっているように見せるのがGoodです。

耳たぶピアス

穴をあける際は専用の器具(ピアッサー)で行います。麻酔不要です。開けるときは無痛で、あとから少しジンジンしてくる程度です。出血もありません。

ボディピアス

耳たぶ以外のピアスでは「ピアッサー」が使用できない場合が殆どですので、局所麻酔を行ってからピアスを開けます。最近、患者様が多いのは「トラガス」「耳軟骨」「おへそ」です。それ以外にも「舌」「唇」「鼻」「眉毛」「乳首」「性器」などあらゆる場所のピアスが可能です。
麻酔を行いますので全く無痛でピアスが開けられます。

マーキング

事前に穴を開けたい場所に黒の油性マジックペンで印をつけて来院された場合、次回使用可能な500ポイントを付与します。
※ただし、マーキングが無理な場所(舌)は除く。1回につき500ポイント。

施術の流れ

1.デザイン

希望の場所を相談、アドバイスしながら決めていきます。使用するピアスの形や大きさによっても変えていきます。

※ファーストピアスの形状に関して
「キャプティブビーズリング(CBR)」は対応しておりません。
キャプティブビーズリングとは、リング状のピアス軸でキャッチを挟むタイプのピアスです。
どうしてもという方は、穴開け後にキャッチをご自身でつけるならば対応可能です。

2.消毒、局所麻酔

ピアスを開ける場所の消毒を行い、34G(ゲージ)という市販されている中では最も細い針で局所麻酔を行います。(一部30Gの針も使用)麻酔をしますので、開けている最中は無痛です。

3.穴開け

開ける部位によって専門ニードル(サーフロー針など)で穴を開けます。ピアスの太さによって14Gや16Gなどを使い分けます。開いた穴にピアスを挿入し、キャッチを装着して固定します。その場で鏡で確認してもらいます。万が一、ずれている場合や角度が違う場合はその場で開け直す事も可能です。

4.アフターケア

清潔を保ち、出来れば患部の消毒と化膿止め軟膏の塗布を行ってください。

多少の出血がある場合があります。出血している間はガーゼなどで圧迫して下さい。

局所麻酔を行った場合は1時間程度で麻酔が切れてきますが、特別な痛みは無い場合が殆どです。

シャワー等は当日から構いませんが、「海水浴」「プール」「温泉」などの不潔になりやすい行為は1ヵ月程度控えて下さい。

通常は1ヵ月程度でピアスの穴が完成しますので、その後は別のピアスへの入れ替えも可能です。入れ替える際にピアスを挿入する角度を間違えると「ピアスの穴の内面を傷つける」可能性があります。そうすると「出血」「や「感染」「穴の閉塞」の原因となる場合もあります。

万が一、炎症を起こして腫れたり感染を起こした際には早めの検診をお勧めします。初期であれば抗生剤の服用や塗布で治る事もありますが、感染の程度がひどい場合は一度ピアスを抜いて感染が治ってから、再度ピアスの穴開けを行います。

また、体質によってはピアスの重さで徐々に「皮膚が引き裂かれて」しまう現象も起こりえます。

ピアス患者様のアフターケアとしての「キャッチ緩め」「ピアス取り外し」「ピアス入れ替え」などは全て有料となります。
看護師による対応の場合、¥3,300円~となります。

感染や赤く腫れてしまった場合などにお薦めする抗生剤ローションです。綿棒に数滴垂らして患部に塗布してください。1日2〜4回が目安です。
舌ピアスなどの口腔内ピアスを開けた時のアフターケアにお薦めしています。口腔外科での治療にも使われている強力なものです。通常のうがい薬としてもお薦めです。主に食後に1日3〜4回が目安です。

よくある質問

化膿しませんか?

絶対に化膿しない、という保証はありません。消毒セットを用意していますので、最初の1~2週間は消毒と化膿止めの軟膏を塗ってもらうと安心です。万が一、化膿したり腫れてきた場合は早めにクリニックに検診に来てみて下さい。(検診は有料となります。)

おへそのピアスを自分で開けようとしたのですが、痛くてダメでした。
赤く傷だけが残っていますが、このような状態でもピアスを開けるのは大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。
ただし、傷がなくなる事はありません。医師が局所麻酔を行ってからピアスの穴を開けますので無痛です。麻酔が切れた後も特に痛みはありません。おへそのように皮膚が厚い場所では自分で穴を開けるのは難しいと思います。

ピアスを外してしまえば、穴は自然に塞がりますか?

個人差がありますが、ピアスを開けて間もない時期であれば自然に穴は塞がってしまいます。ただし、数ヶ月も経ってしまうと穴が完成されてしまい、多少狭くはなる可能性はありますが、塞がらないで残ります。

ピアスを開けた部分の皮膚がしこりになっていますが、これは異常ですか?

いいえ、異常な事ではありません。耳たぶのピアスを開けた方の殆どは多少なりとも「しこり」となって普通の皮膚よりも固く感じます。そのままで問題ありません。

体質なのか耳たぶのピアスを開けた部分が徐々に切れてしまい、「裂けた耳たぶ」になってしまいました。これは治せますか?

はい、治せます。ただし、裂けてしまった皮膚をもう一度縫合しますので1週間後に抜糸が必要です。裂けている程度にもよりますが、料金は5~10万円程度はかかります。形成外科の専門医が担当しますので、傷は殆ど目立ちません。

舌ピアスの軸は短いものではダメですか?

舌ピアスは開けた後からかなり舌が腫れてきます。ひどいと通常の舌の3倍近くにも腫れてしまう事があります。その腫れに備えて舌ピアスは最初から軸のかなり長いものでピアッシングを行います。ご理解下さい。1ヶ月以上経過してピアスの穴も安定して、舌の腫れも無くなったから軸の短いピアスへの付け替えは問題ありません。

舌ピアスや唇ピアス(ラブレット)を開けた後に注意する事はありますか?

舌ピアスやラブレットピアスは皮膚ではない部分に穴が開きます。ピアスを開けてしばらくは飲食の際に「しみたり」「ヒリヒリする」事があるようです。刺激のあるような「アルコール」「お酢」「唐辛子などの香辛料」などの摂取は気を付けてもらっています。

ピアスを開けた皮膚が少し盛り上がってきました。痛みや痒みはありません。これは異常な状態ですか?

おそらく「肉芽(にくげ)」と呼ばれる現象だと思われます。一種の異物反応です。悪いものではありませんが、気になる場合はレーザー治療の対象です。ピアスを外さないで治療が可能です。当院でピアスを開けた患者様は1カ所¥11,000で治療を行なっています。ただし、肉芽も体質的なものなのでレーザー治療を行なっても再び出来てしまう可能性はあります。

肉芽が出来てしまいましたが放置しても問題ありませんか?

肉芽(にくげ)は悪性のものではありませんので、そのまま放置しても特に問題はありません。単純に見た目の問題です。ただし、人によっては肉芽の部分から感染を起こしたり、出血を起こす事もあります。そのような場合は肉芽除去などの処置を受けた方が良い場合もあります。心配な場合は診察をお勧めします。(診察料は有料¥2,200となります。)

ピアスを開けた耳たぶにケロイドが出来てしまいました。どうすれば良いですか?

ケロイドも一種の異物反応で、体質に大きく左右されます。耳のピアスでは圧倒的に「耳たぶ」が出来やすい場所です。治療方法は2つあります。1つはレーザー治療です。局所麻酔を行なってから炭酸ガスレーザーでケロイドを除去します。しばらくは軟膏塗布と絆創膏貼付が必要です。料金は1カ所¥33,000(通常の大きさ)です。もう1つは外科的に切除縫合してしまう方法です。耳の形が多少変わりますが、ケロイド部分を切除して縫合します。1週間後に抜糸が必要です。料金は¥110,000です。どちらの方法も再発の可能性は否定出来ません。

ピアスのキャッチが食い込んで見えなくなってしまいました。少し痛みもあり、どうすれば良いですか?

炎症や感染の原因となりますので、早期の処置をお勧めします。局所麻酔を行なって痛みを無くしてから食い込んだピアスのキャッチを取り出します。食い込んでしまう原因の一番は「ピアスの軸が短い」ですので、数ミリ長い軸のピアスへの入れ替えがお勧めです。ただし、食い込んで腫れていたり感染を起こしている場合はピアスを一旦は除去して腫れや感染が治ってから再度ピアスを開け直す方が安全です。

ピアスの軸の太さにも色々種類があるようですが、どの太さが良いのか教えて下さい?

一般的なピアスでは14G(ゲージ)という太さをお勧めしています。少し太めの軸ですがピアスの穴が安定しやすいです。また、ピアスを外していると徐々に穴が狭くなってしまうのでファーストピアスには14Gをお勧めします。ただし、鼻に開ける「ノストリル」(ピアスのキャッチが無いタイプ)ではもっと細い18Gが一般的です。また、細い軸のピアスが好みであれば16Gが適応になりますが、ファーストピアスにはやや不向きです。

トラガスやロックに開けたピアスの付け替えが自分一人では上手く出来ません。どうすれば良いですか?

トラガスやロックなどは場所的にどうしてもキャッチを緩めたりする作業がやりにくい場所です。家族や友人に手伝ってもらう方が付け替えが楽だと思います。また、ピアスのタイプでは「表側でキャッチを緩める事が出来る」ものをお勧めします。特にトラガスの場合、裏側での付け替えは難易度が高くなります。

料金

※ピアス持参の場合の料金

片耳たぶピアス 2,750円
両耳たぶピアス 4,950円
耳軟骨1カ所(麻酔代込) 6,050円
インダストリアル(麻酔代込) 9,350円
トラガス(麻酔代込み) 6,050円
コンク(麻酔代込) 6,050円
アンチヘリックス(麻酔代込) 6,050円
おへそ、舌、鼻、唇、眉毛、まぶた、頬、乳首、性器など 1カ所 (麻酔代込) 9,900円
男性器 1カ所(麻酔代込、ただし特殊な部位等対応出来ない場合あり) 13,200円~
マイクロダーマルピアス 1箇所
※1週間後に抜糸が必要です。
110,000円
消毒セット 1,100円
抗生剤内服薬 3,300円~
アクアチムローション1本 1,650円
ネオステリン1本 1,100円
ピアスアフターケア(検診代) 2,200円~

 

【他院で開けたピアス】

キャッチ緩める/外す/付け替え(全て麻酔なし) 5,500
ピアス抜去/入れ替え/外れたピアスを入れる 麻酔あり 11,000
麻酔無し 5,500
ピアス埋もれ(麻酔あり) 11,000
診察のみ 3,300

 

【当院で開けたピアス】

キャッチ緩める/外す/付け替え(全て麻酔なし) 3,300
ピアス抜去/入れ替え/外れたピアスを入れる 麻酔あり 5,500
麻酔無し 3,300
ピアス埋もれ(麻酔あり) 11,000
診察のみ 2,200

ピアス シャフトの長さ目安一覧

【耳】
ロック 8mm以上
トラガス 8mm以上
アンテナヘリックス 8mm以上
アウターコンク 8mm以上
ヘリックス 8mm以上
アンチトラガス 8mm以上
ダイス 8mm以上
スナッグ 10mm以上
インダストリアル 40mm以上

 

【舌】
センタータン 20mm以上
ホリゾンタルタン 40mm以上

 

【口】
スクランパー 8mm以上
ラブレット 12mm以上
メデューサ 12mm以上
バーティカルリップ 12mm以上
マドンナ 12mm以上
リップ 12mm以上
モンロー 12mm以上
チーク 12mm以上

 

【鼻】
セプタム 10mm以上
ノストリル ストレートタイプ 10mm以上
(皮膚の厚みによる)

 

【眉】
アンチアイブロウ 12mm以上
アイブロウ 12mm以上

 

※両耳たぶ、ノストリルピアス以外は、14Gのピアスが一番安定しやすいです。
※ファーストピアスの形状に関して
「キャプティブビーズリング(CBR)」は対応しておりません。
キャプティブビーズリングとは、リング状のピアス軸でキャッチを挟むタイプのピアスです。
どうしてもという方は、穴開け後にキャッチをご自身でつけるならば対応可能です。

診療案内