バスト・豊胸の症例写真
コヒーシブシリコンバッグによる豊胸手術を受けた方です。2児を出産しており、すこし垂れ下がってしなびてしまったバストです。ワキの下を切開して乳腺下に250ccのラウンドタイプのバッグが入っています。十分大きくなり、張りのあるバストに仕上がっています。大きさ的にはAカップ強→Dカップです。この方は出産を経験しているので乳輪が収縮してしまっていましたが、豊胸によって皮膚に張りが出たので乳輪は拡大しています。その代わり乳輪の色は薄くなっています。
コヒーシブシリコンバッグによる豊胸手術の方です。出産は1人経験している方です。授乳や加齢のために乳輪周囲がしぼんでしまっています。ワキの下からの切開で、乳腺下に280ccのバッグが挿入されています。やはり、乳輪の皮膚が伸ばされて面積が大きくなり、乳輪の色調は薄くなっています。いわゆる「鳩胸」の方だったので、バストの上部のあたりのボリュームが強調されています。ラウンドタイプが挿入されていますが、アナトミカルタイプ(釣り鐘型)のバッグを選択した方が良い患者様だと思います。(しかし、この患者様が手術を受けた当時はアナトミカルタイプはまだ販売されていませんでしたので、仕方なかったのですが。)
生理食塩水バッグによる豊胸術の方です。200ccの生理食塩水が入っています。自然な形ではなく、まん丸なバストに仕上がっています。これは生理食塩水バッグの特徴で、外見上からも判ってしまう可能性があります。
生理食塩水バッグによる豊胸手術の方です。1992年に従来のシリコンバッグの使用が一時的に禁止されてから数年間は生理食塩水バッグしか使用出来ない時代でした。生理食塩水バッグはその感触が自然とは言えないために、大胸筋下に挿入して不自然な感触をカバーする手術方法を採用していました。中身が水のためにバッグ全体が「丸い」形態となっていますので、外見上もまん丸なバストとなっています。現在では美容目的では全くと言って良いほど日本では行われていません。225ccのボリュームアップです。
シリコンバッグ(コヒーシブシリコンでない以前のソフトタイプ)による豊胸手術を受けた方です。右の写真は手術後1ヶ月です。大きさ的には200ccのバッグが両側に入っています。Aカップ→Cカップです。未出産の方なので、乳輪皮膚の変化はほとんどありません。ワキの下から大胸筋下にバッグが挿入されています。写真を見ただけでは乳腺下なのか大胸筋下なのかは良く判別できません。
この方も出産を経験している方です。コヒーシブシリコンバッグの200ccが入っています。乳輪は豊胸手術によって少し拡大しています。この方もワキの下から乳腺下にバッグが挿入されています。注目して欲しいのは「胸の谷間が離れている」ことです。これは手術の失敗ではなく、左側の手術前の写真をよくよく見ると、元々胸が離れているのが分かると思います。胸が小さいときは離れているのが、それ程目立たないのですがバストアップすると、離れているのが強調されてしまいます。豊胸手術ではバッグを乳首を中心に挿入しますので、乳首と乳首の間の距離が極端に変化する訳ではありません。逆に、胸の谷間を縮めようとするとバストの中心に乳首が位置しないことになってしまい、それこそバランスが悪いバストとなってしまいます。また、この方は大胸筋が発達していて、手術後の写真ではバストの上部に大胸筋による膨らみが目立ちます。要するに豊胸手術だけではバストの大きさ以外の要因は根本的には改善できない、という事です。
同じ方の手術前、手術後1ヶ月の側面からの写真です。Aカップ→Cカップ弱となっています。10年くらい前は200cc位の大きさのバッグを希望される患者様が多かったのですが、最近は250cc位が平均的な大きさとなっています。大きいバッグを挿入しても手術料金は変わりません。