美肌の症例写真
◆ 傷跡修正
治療前の状態、幼少時の腹部手術の傷が凹んで引きつれています。
1週間後(抜糸直後)、真皮縫合というテクニックでわざと傷口を盛り上げて縫合しています。この盛り上がりは皮膚緊張によって徐々に平坦化していきます。
抜糸後マイクロポアテープ貼付、このテープは3ヶ月以上貼付してもらいます。このテープによって皮膚緊張を抑えて、傷口が拡大するのを防ぎます。
約1.5ヶ月後。真皮縫合はまだ残っています。
約3ヶ月後。この時点では既に真皮縫合の盛り上がりが平坦化しています。
2年後、傷口は「白い1本の線状」となっています。これが傷の最終形です。
◆ ケロイド
耳たぶのピアスホールを拡張器で拡げていたらケロイドが出来てしまった、という方です。ピアスホールを塞ぐのが目的ではなかったために切除縫合ではなく、炭酸ガスレーザーで出っ張っているケロイド部分だけを取り除きました。
治療後1週間の状態
治療後5週間の状態。再発はありませんが、ピアスホールは残っています。
正面からみたケロイド、裏側と比べて小さいです。
治療後1週間
治療後5週間、赤茶の傷にはなっていますが盛り上がりは無くなりました。この後、再発が無ければ良いのですが。
ピアスの入れ替えの際にピアスホールを傷つけた後から、徐々にケロイドが大きくなってきたそうです。痛みや痒みはないそうです。
耳たぶの裏側には小さな2つ目のケロイドも存在していました。
一塊として切除したケロイド組織、コラーゲンで出来ており固いです。
抜糸直後、再発予防でリザベンの内服とステロイドテープの貼付を3ヶ月行います。
耳たぶの裏側も縫合しています。
ピアスの穴あけ後に生じたケロイド。
切除しました。
1週間後の抜糸直後。
約4ヶ月後の状態、再発もありません。