小さなホクロ1つぐらいならチャームポイントにもなりますが、盛り上がったホクロやイボ、毛の生えたホクロ、数が多いホクロは悩みの種です。
疣贅(ゆうぜい)や脂漏性角化症と呼ばれるシミが盛り上がった様なものも老化を感じさせるので気になります。女性の目の周囲に出来やすいミリウム(稗粒腫)も白く目立ってしまい悩みの種です。
ホクロは生まれつきのものもありますが、小児期から思春期にかけて徐々に増えて来る事も多いです。紫外線ももちろんホクロの大きな原因となります。紫外線は疣贅(ゆうぜい)やしみ、シワの原因でもあります。
1回の治療で済む場合が多いのですが、根が深いホクロやイボの場合は、Q-YAGレーザーやアレキサンドライトレーザーを追加しての2回以上の治療が必要な場合もあります。 また、根が深いホクロなどでは「再発」の可能性も否定できません。
1回の治療で済む場合も多いのですが、根が深い黒いホクロの場合は、QスイッチYAGレーザーを追加しての2回以上の治療が必要な場合もあります。 また、レーザー治療はメスで全ての組織を切除している訳ではありませんので、再発の可能性も少しはあります。
一見、ホクロやイボ、疣贅などの様に見えても「悪性」のものがあります。基底細胞癌、扁平上皮癌、、有棘細胞癌、メラノーマ(悪性黒色腫)、ボーエン病などです。
ダーモスコピーや病理検査などが必要になります。
この様な疾患が疑われる場合は当院での治療は行わないで、自治医大や獨協医大、済生会宇都宮病院、上都賀病院などの皮膚科、形成外科を紹介しています。
経験豊富な医師により、充分なカウンセリングと診察を行います。
「治療直後からお化粧をしたい」「絆創膏を貼っても構わない」「麻酔の注射はしたくない」などの患者様のご希望を伺いながら最適な治療方法を決めていきます。
盛り上がっているホクロやイボには「CO2(炭酸ガス)レーザー」、根が深いホクロやイボの場合は「QスイッチYAGレーザー」、盛り上がっていないホクロには「アレキサンドライトレーザー」、ミリウム(稗粒腫)には「CO2レーザーで穴を開けて内容物を排出」、疣贅(ゆうぜい)には「CO2レーザーで盛り上がりを除去」、などというように症状に合わせて各種レーザーを使い分けて治療を行います。
CO2レーザーだけの治療の場合は原則出血しませんので洗顔・化粧は当日から可能です。根が深いホクロでQスイッチYAGレーザーを使用した場合は出血がありますので絆創膏が必要です。上皮化した後は紫外線をしっかり避けて、メラニン抑制剤のハイドロキノンクリームを塗布していただきます。
鼻の下の大きな隆起性のホクロです。隆起している部分はCO2レーザーを用いて蒸散させます。皮膚深部にまで色素が残っていたので、その部分に対してはアザの治療と同様にQスイッチYAGレーザーを照射(この方は2回)しています。色素はきれいに無くなっています。気になるのは治療後の皮膚が少し白っぽくなってしまう事です。これはCO2レーザーの欠点ですが、お化粧でカバーしてもらいます。この方は1センチ近い大きいホクロなので、皮膚が白っぽくなってしまった部分も大きいですが、2〜3ミリの大きさのホクロでは気にならないと思います。
治療前の状態、鼻横に盛り上がっているホクロが2個目立ちます。
炭酸ガスレーザーの治療後、3ヶ月半です。まだ多少の赤みや色素沈が残っていますが満足な状態です。
口角付近の黒いやや隆起しているホクロです。
ホクロの中に7〜8本ヒゲも生えています。
隆起している部分はCO2レーザーで蒸散させています。真皮の深い部分のホクロはQスイッチYAGレーザーで分解吸収させています。
【治療前】炭酸ガスレーザーで焼灼しました。
【治療直後】炭酸ガスレーザーで治療直後、出血は殆どありませんでした。
【治療後約1ヶ月】まだ傷の赤みがあります。
【治療後約4ヶ月】赤みは無くなり瘢痕となって少し白っぽい皮膚となって治っています。
脂漏性角化症(老人性ゆうぜい)が多発しています。通常のシミは盛り上がっていないことが多いのですが、脂漏性角化症は「シミが盛り上がった状態」と思ってください。ホクロではありませんので「根が深く」はありません。
治療後の写真です。患部の皮膚に少し赤味が残っています。
治療前の右側面です。
治療後の右側面です。
見違えるように若返りました。
治療前の正面です。
治療後の正面です。
ミリウム(稗粒腫、はいりゅうしゅ)です。女性の目の周囲に出来ることが多いです。基本的には加齢現象ですが、この方は小学生から出来ていたとの事です。治療は麻酔を行なって(この患者様は麻酔クリーム)からCO2レーザーで皮膚に穴を開けて内容物の脂を排出させます。
治療後、約3週間です。目立つミリウムは殆ど取りきれています。
ミリウムの中身、比較的硬さのある脂が内容物です。出来てからの経過が長いものでは真珠の様に硬くなっています。
はい、盛り上がっている部分は炭酸ガスレーザーで完全に平らに出来ます。治療直後は一皮むけた状態になりますので、出来るだけ絆創膏を貼ることをお勧めします。
はい、盛り上がっていない場合はQスイッチYAGレーザーなどで「皮膚を凹ませない」ようにしながらホクロの色だけを取る工夫を行なっています。
ホクロも盛り上がっていると毛が生えていることがよくあります。レーザー治療で無くなる事もありますが、残ってしまった場合は脱毛レーザーを追加で照射することできれいに出来ます。
再発の可能性はあります。シミや疣贅(ゆうぜい)は皮膚の表面にしか存在していませんので(一部例外はありますが)再発しませんが、ホクロは皮膚の深い真皮まで細胞が存在しています。
ホクロのレーザー治療ではあくまでも「盛り上がりを平らにする」「黒い色素を消失させる」だけですので、ホクロの細胞を100%除去している訳ではありません。再発の確率は当院では10%以下です。
はい、一見ホクロのように見えても皮膚ガンの可能性はあります。皮膚ガンの可能性がある場合は済生会宇都宮病院皮膚科や自治医大皮膚科、獨協医大皮膚科などの皮膚科専門医を紹介しています。皮膚ガンの治療は保険適用になります。
盛り上がっているホクロでは必ず歯科のような局所麻酔が必要になります。盛り上がっていないホクロで「根が深くなさそうなもの」は麻酔不要で治療可能です。盛り上がっていなくても「根が深い」ホクロでは麻酔が必要です。
麻酔不要な盛り上がっていないホクロでは、治療後直ぐにお化粧が出来ます。盛り上がっているホクロを炭酸ガスレーザーで削り取った場合は最低1日は絆創膏を貼ることをお勧めしています。
出来始めのホクロでは色が薄くてシミと判別がつかないことがあります。そのような場合は、とりあえずシミを取るレーザーで治療して、取りきれなかったならばホクロを取るレーザーを追加する、という方法をお勧めしています。
何個でも同時に治療が可能です。今まで、最高は一度に53個のホクロを治療した方です。
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