CRFとはCondensedコンデンスド(濃縮された)Richリッチ(幹細胞を多く含む)Fatファット(脂肪細胞)の略です。LIPOM AX-SCという機器システム(厚生労働省で認可されています)を使用します。
この機器を使用して作成した脂肪細胞を注入するのがCRF豊胸です。
CRFには通常の脂肪細胞よりも明らかに多くの幹細胞(将来様々な細胞に分化する可能性を持っている細胞)が含まれています。共立美容外科宇都宮院は2011年8月からCRF協会認定クリニックとなっています。
従来の脂肪注入(遠心分離した脂肪を含む)との違いは、何と言っても「特殊なフィルターによる通常よりも25倍もの加圧による脂肪細胞の選択」です。この操作によって余分な油分(トリグリセライド)や老廃物、弱った脂肪細胞、老いている脂肪細胞などを分離、排除して「生命力の強い健康な若い脂肪細胞」だけを注入する事が可能になった点です。
以下は各種豊胸手術の比較表です。
CRF豊胸 | ヒアルロン酸注入 | コヒーシブシリコンバッグ | |
---|---|---|---|
生着率 | 平均60% | 100% | 100% |
サイズ | 平均2カップ | 注入量による。平均1カップ程度を希望する方が多い。 | 希望通り。4〜5サイズアップも可能 |
形 | ほぼ希望通り | ほぼ希望通り | バッグの形に 規定される |
感触 | 一番自然 | 比較的自然だが大量に注入すると固さを感じる場合がある。 | やや固さを感じる場合あり |
レントゲン透過性 | 写らない | 写らない | 写る |
持続性 | 長期 | 3年以上。個人差があるが注入量に比例して持続する。 | 半永久的 |
石灰化、 しこり形成 |
石灰化は無い。しこりは微小なものが形成される可能性はある。 | 石灰化は無い、大量に注入するとしこり形成あり。 | 皮膜の石灰化の可能性は否定できない。しこりは出来ない。 |
施術時間 | 3〜4時間 | 30分 | 約2時間 |
合併症、トラブル | 特になし | しこり形成 | カプセル拘縮、 血腫、感染など |
乳ガン検診 | マンモグラフィー、超音波エコーとも可 | マンモグラフィー、超音波エコーとも可能だがマンモグラフィーによってヒアルロン酸が移動する可能性がある。 | マンモグラフィー不可、超音波エコーのみ可能 |
院長コメント | 採取出来る脂肪さえあれば一番のお勧めです。3カップ以上を希望の場合は2回目が必要な場合もあります。 | 最終的には収されてしまう、と言われていますが何年経ってもある程度残存する事が多いです。当日からのシャワーも可能で、日常生活に支障ない方法です。アメリカやフランスでは禁止されています。 | 欧米では主流。厚生労働省やFDAの認可も受けている。痩せていて脂肪採取が困難な患者様には良い適応です。 |
まずは自分の脂肪を使用しますので、全くアレルギーや他人からの感染症の心配がありません。また、全ての操作はシリンジ内で空気に触れずに無菌的に行いますので、注入する脂肪は常に無菌状態にあり、コンタミ(異物混入)や感染症等のリスクを大幅に減少させています。
純粋な脂肪細胞だけですので、石灰化や脂肪壊死、しこり形成などの従来の脂肪注入の欠点を大きく改善した安心な最新医療技術です。
通常の遠心分離の
約25倍のG(圧力)をかける
ウェイトフィルターのウェイト(重さ)によって、遠心分離の際に脂肪にかかるG(圧力)は、通常の遠心分離のG(圧力)の約25倍になります。この時、老いた弱い脂肪細胞はG(圧力)に耐えられず、排泄オイルになります。この約25倍のG(圧力)に耐えられた強く健全な脂肪細胞(コンデンスリッチファット)のみを抽出し、注入に使用します。
コンデンスリッチファットと
排泄オイル(トリグリ)を分離
ウェイトフィルターには、液体のみを通す小さな穴が空いており、採取した脂肪から注入に適さない排泄オイル(=トリグリ(死活・老化細胞))を取り除くことができます。従来の脂肪注入法では成し得なかった、不純な排泄オイル(=トリグリ(死活・老化細胞))と新鮮で健全な脂肪との分離が、このフィルターにより実現しました。
全てのプロセスを
空気に触れないシリンジ内で行う
従来の脂肪注入は、採取から注入までに行う脂肪は、空気に触れた形で移動しておりました。一方、コンデンスリッチファットは、チュメセントの注入、脂肪吸引、廃液、コンデンスまでをシリンジから出す事無く、空気に触れないで行います。よって、空気に含まれる菌やほこりなどのコンタミ(不純物)に触れる事の無い環境で行うため、感染症等のリスクを大幅に削減しました。
特許取得のウェイトフィルターを装着し遠心分離をかける事により、通常よりも約25倍のG(圧力)がかかります。余分な油分や老いた弱い脂肪細胞を排泄オイル(トリグリセライド)にするとともにCRFコンデンスリッチファットとトリグリセライドをしっかり分離させます。
この特許技術により生成された幹細胞を多く含む(幹細胞抽出ではありませんが、濃縮した事により単位脂肪あたりの幹細胞は多くなっています)、健康で若い脂肪細胞の注入が可能になっています。そのため、高い生着率(平均60%)を実現しています。
ごく最近までは、再生医療の豊胸術への応用は、幹細胞注入が最高とされていました。有名なのは横浜の医療特区開業しているセルポートクリニックです。厳密には国内で「正式な幹細胞注入による自己脂肪豊胸を行っている」のはここだけです。よく美容クリニックの広告で「幹細胞注入」と書いてあるのは嘘です。とても優れた方法ですが、欠点は「注入する脂肪とは別に、幹細胞の抽出用にほぼ同量の脂肪を採取する必要」がある点でした。つまりは採取した脂肪に無駄が生じてしまうわけです。
CRFコンデンスリッチファットでは、採取した脂肪を濃縮し、余すことなく用いることができるため、ロスがなく、より多くの脂肪を定着させることができます。結果的には幹細胞だけを抽出して添加する方法と比較しても長期的には遜色ない結果が得られています。
共立美容外科宇キ宮院は日本医療脂肪幹細胞研究会のCRF協会から認可を受けているクリニックです。単純に「濃縮しています」「遠心分離しています」というクリニックとは品質が違います。
脂肪の定着量は以下の表を参照して下さい。
※理論値より算出
定着率 | 約60% | 約60% | 約60% |
---|---|---|---|
脂肪採取量 | 1000cc | 1200cc | 1500cc |
遠心分離後の残存率 | 70% | 70% | 70% |
バストに注入 できる脂肪量 |
700cc | 840cc | 1050cc |
定着量 | 420cc(約2カップアップ) | 504cc(約2.5カップアップ) | 630cc(約3カップアップ) |
治療に適さない方を以下に記載してあります。
極端に痩せていない健康な方に適応があります。特殊な治療方法ではありません。
医師と十分にカウンセリングを受けてもらいます。豊胸目的では他の治療方法とのメリット、デメリットを十分に説明します。
超音波エコーを使用して術前の検診を行います。この際にはもちろん乳ガンのチェックも行います。「極端に痩せていないかどうか」「脂肪注入に適しているバストかどうか」
患者様にとって「何cc注入すると何カップになるのか?」というのはおそらく分からないでしょうし、想像も難しいと思います。そこで当院ではテスト注入といってあらかじめ「0.1%に薄めた麻酔液をバストに注入してその仕上がりを鏡で患者様に見てもらい、実際に何ccくらいがご希望なのか」を事前に確定してから、手術に臨みます。
注入するのは麻酔液ですので、痛みは殆どありませんし、液体ですので24時間以内には体内に速やかに吸収され元に戻ります。
CRF豊胸では全身麻酔(もしくは硬膜外麻酔、もしくはその併用)を行うことが多く、そのために「血液検査」「尿検査」「心電図」「胸部レントゲン写真」の検査を行います。
検査結果が全て揃うには3日程度かかりますので、検査は手術当日ではなく事前に行います。万が一、検査で異常がある場合は手術が受けられない場合もあります。
脂肪を採取するのに1〜1.5時間、その後採取した脂肪をCRFに加工するのに30分程度かかります。CRFをバストに注入して終了します。
全部で約2時間半程度です。入院や抜糸は不要で、麻酔から覚めた後は、2時間程度休憩してもらい血圧や歩行に問題が無いことを確認して帰院してもらいます。
1.専用シリンジで脂肪を摂取
コンデンスリッチファット用の専用シリンジを用いて脂肪吸引を行い、外気に触れないまま脂肪を採取します。
2.チュメセント液(麻酔液)を廃棄
1のシリンジを10分間立てておくと、脂肪とチュメセント液(麻酔液)とに分離するので、チュメセント液(麻酔液)のみ廃棄します。
3.摂取した脂肪を遠心分離
チュメセント液(麻酔液)を廃棄したシリンジを専用機器LIPOMAX-SCにセットし2500回転で3分間、遠心分離します。
4.脂肪が三層に分かれる
遠心分離すると、上から排泄オイル(=トリグリ(死活・老化細胞))、脂肪、血液や細胞膜などの不純物、の三層に分かれます。
5.脂肪以外を廃棄
三層に分かれたうちの、上の排泄オイル(=トリグリ(死活・老化細胞))と下の不純物とを廃棄し、脂肪のみをシリンジ内に残します。
6.コンデンスリッチファットを注入
シリンジ内に残った脂肪こそコンデンスリッチファット。
これを、ボリュームを出したいバストやフェイスに注入します。
注入する脂肪量の最低でも倍の脂肪採取が必要となります。痩せている方では複数カ所からの脂肪吸引が必要な場合もあります。十分な量を採取出来ない場合は、治療出来ない可能性もあります。
ご自身の脂肪を吸引し、バストに注入しますので、異物による後遺症の心配やアレルギーの心配もありません。また、採取した脂肪細胞は無菌的に操作しますので感染などの危険性も最大限に排除されています。
現在のところ脂肪細胞の生着率は平均60%という高いデータが出ています。脂肪注入による豊胸の歴史は長いのですが、CRF豊胸はここ数年の実績しかありません。平均60%というデータですので、保証まではありません。患者様のコンディション(年齢、出産や授乳の有無、皮膚の余裕、採取できる脂肪量、手術後の安静など)によっても生着率は変わってきます。
どちらでも最終的には極端な差異はありません。幹細胞を添加するためには幹細胞を抽出するための脂肪を別途採取して来なければなりません。十分な採取脂肪がある患者様は問題ありませんが、痩せている方で採取脂肪に余裕がない場合は、CRF豊胸単独の方が、最終的な生着脂肪量は多くなることになります。また、幹細胞を抽出するためには別料金が発生しますし、時間も余分にかかります。CRFのみでも幹細胞を添加した場合でも長期的にはほとんど差がなかった、という論文も出ています。
CRF豊胸では、手術後のバストのマッサージは不要です。逆にしない方が良いです。性行為自体は1週間後から構いませんがバストを揉まれてしまうような行為は3ヶ月くらいは控えると良いでしょう。また、バストが激しく揺れる運動やうつ伏せになるスポーツなども1ヶ月以上は控えた方が無難です。
バッグを取り出して同時にCRF豊胸を行う事は問題ありません。ただし、AカップからCRF脂肪注入を1回だけでDカップというのは少し難しいです。CRF豊胸は非常に生着率の良い手術方法ですが、平均2カップアップです。3カップアップをご希望の場合は2回目の注入が必要となる可能性も考えておいて下さい。
もちろんバスト以外にも注入可能です。顔面はもちろん非常に良い適応です。顔面はバストよりも元々血行の良い部位ですので生着率の更なる向上も期待できます。注入量もバストよりも少なくて済みますので料金的にも時間的にも少なくて済みます。
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