簡単な注射だけで汗が激減します。軽度のワキガにも有効です。当院にワキガ、多汗症で来院される方の約80%がボトックスを選択しています。
表情筋のシワやエラを小さくする治療に使用するボトックス(ボツリヌス菌毒素A型)をワキの下に注射するだけで汗が激減します。
院長の背中です。治療前の状態。元々汗かきなので夏場は苦労していました。
背中からの汗が激減し汗かきの僕には夏には欠かせない治療です。ボトックスの量は両ワキの2〜3倍使用します。
ワキの下の多汗症にもボトックス注射は有効で、当院では第一選択としています。ワキの下の毛穴に一致して発汗があるのが、目で見て分かると思います。注射後1ヶ月の状態が右のものです。全くと言っていいほど汗が止まっています。ワキの下では汗を抑えると同時に軽度のワキガにも効果があります。治療時間は両側で5分、麻酔も不要でシャワーや日常生活には支障を来しません。
手のひらの多汗症治療の方です。桜井モンタニア試験紙といって汗で反応して、青く変色する試験紙を用いて治療効果を判断しています。患者様も目で見て客観的に判るので非常に有用です。劇的に汗が減少しているのが分かります。ただし、手のひらへのボトックス注射は痛みを伴いますので15分ほどの軽い全身麻酔をお勧めしています。もちろん入院は不要で、ボトックス注射の効果の持続は4〜6ヶ月です。
最低70%以上、汗が減少します。人前で緊張してもワキの下からは汗が出にくくなります。一方、アポクリン腺には作用しませんが、エクリン腺からの発汗が劇的に減少する事により、アポクリン腺から分泌された「臭いの元」が皮膚表面に出て来ても発酵しにくくなり、結果的にはワキガの臭いも抑えられますので、軽度のワキガの方にも大変お勧めです。また、ワキガの手術を受けたいのだけれども仕事や育児で1週間の休みや十分な安静が保てない、という方にもお勧めです。
厚生労働省でも認可されているアラガン社BOTOX
抗体形成が理論上起きないメルツ社XEOMIN
経験豊富な医師により、充分なカウンセリングを行います。
症状や、ご希望などを詳しく伺いながら、最適な治療プランを決めていきます。
ボトックスを注射するだけの簡単な治療方法です。
時間は両側5分程度、腫れや出血もありません。効果は注射後2〜3日から現れ始め約4〜6カ月間です。
熱やアルコールに弱い薬ですので、治療後2〜3日は患部を熱くしたり(サウナやレーザー脱毛、長湯等を控える)患部をアルコール消毒(飲酒は構いません)をしないように気をつけてもらいます。当日からシャワーや仕事も可能です。
効果の持続期間は個人差はありますが4〜6ヶ月です。4ヶ月間は完全に効いていて5ヶ月目から徐々に効果が減少して丸6ヶ月で元に戻ってしまう、というのが平均的です。
2日後から徐々に効いてきて10〜14日後に完全に効きます。
ボトックスはワキガの原因であるアポクリン腺には直接作用しません。しかし、ワキガ臭の原因であるアポクリン腺からの分泌物は発汗によって増強されますので汗が減少する事によってワキガ臭も減少します。「他人に指摘されるほど臭くはないけれど自分自身としては多少気になる」という方はワキガ手術ではなくボトックス注射で十分だと思われます。陰部の臭いが気になる「スソワキガ」にも有効です。
ワキ汗の程度は患者様によって違います。汗の量に応じてボトックスの注入量も変わってきます。宇都宮院では「桜井モンタニア試験紙」という汗が出ていると色が変わる試験紙を用いて事前に汗の量を客観的に調べます。この試験紙の色の程度によって軽度5万円、中程度6万円、重度7万円、最重度8万円と4ランクに分けています。
妊婦への安全性は分かっていませんので、妊娠中の注射は出来ません。妊娠する場合は「ボトックスを注射してから3ヶ月以上経ってからの妊娠」をメーカーのアラガン社は推奨しています。これは男女ともです。また、授乳中の女性への注射も安全性の面から出来ません。
簡単な注射だけですので仕事を休む必要はありません。傷跡も全く残りません。
極細の針を使用していますので、十分に我慢できる程度の痛みです。痛みに弱い方では麻酔クリームを使用することも可能です。麻酔クリームをワキに塗ってから注射すると痛みを殆ど感じなくなります。
はい、出来ます。汗が気になる部位であればどこでも注射が可能です。ワキ以外では「手のひら」「鼻下」「額」「顔全体」「足の裏」「背中」「胸元」「陰部」などに適応があります。陰部では「スソワキガ」の治療目的で注射します。院長の僕は背中に注射して夏場を快適に過ごしています。
宇都宮院ではアラガン社のBOTOXとドイツのメルツ社のXEOMINの2種類を用意しています。アラガン社のBOTOXは厚生労働省、FDA、EUの認可を受けています。メルツ社のXEOMINはFDA(アメリカ食品医薬品局)やEUの認可を受けていますが厚生労働省の認可は受けていません。メルツ社のXEOMINは抗体形成が起きないボトックスとして導入しています。
はい、本当です。廃用性萎縮という現象です。「使わない物は劣える」という現象です。ボトックスを何年にも渡って注射し続けると汗の原因であるエクリン腺が萎縮して機能しなくなる事が期待できます。実際、院長の僕はワキ汗を抑える目的でボトックスを7年くらい注射していましたが、2011年を最後に注射していません。ワキ汗に関しては以前の2〜3割しか汗をかかない身体になりました。
はい、本当です。抗体形成と呼ばれている現象です。何度も注射することによって自分の体内にボトックスに対する「抗体」が出来ることがあります。この抗体が出来てしまうと効果が薄れます。具体的には「最初は6ヶ月効いていたのに3ヶ月で切れてしまう」というような現象です。この抗体形成が理論上起きないと言われているのがメルツ社のXEOMINです。このボトックスだけが製造方法が異なり「free of complexing proteins(製造過程で余分なタンパク質を一切含んでいない)」ために抗体形成が起きないとされています。患者様のご希望でアラガン社のBOTOXとドイツのメルツ社のXEOMINを使い分けています。
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