共立美容外科宇都宮院にて過去にシリコンバッグ、生理食塩水バッグ、ハイドロジェルバッグなどによる豊胸手術、乳房再建手術を受けた患者様が対象です。今回も乳腺外科専門医である水沼医師(烏山水沼医院院長、自治医大外科非常勤講師)が担当します。
完全予約制、定員制ですので、定員になり次第受付は締め切らせて頂きます。
現在の日本での女性のガンの一番は乳ガンです。多くの自治体では35歳からの乳ガン検診を行っています。35歳になると検診の案内が来ている方が殆どだと思います。
乳ガンは早期発見さえ出来れば、決して怖い病気ではありません。有名人で乳ガンになった方がテレビ出演して、早期発見を呼びかけている番組も良く目にします。ピンクリボンという乳ガンの早期発見のための活動をご存じの方も多いと思います。
乳ガンは胃ガンや肝臓ガンと違って体表のガンですので、自己検診(触診)で見つかる可能性も高いガンです。
2002年頃に生理食塩水バッグによる豊胸手術を受けた患者様がマンモグラフィーを受けた後にバッグが破損してバストがペシャンコになってしまった事件があり、マンモグラフィーが原因だったのではないか?という事で係争となってしまっています。それ以来、殆どの自治体では豊胸手術を受けた患者様がマンモグラフィーを受ける事を断っています。乳ガン検診の案内のハガキにもその旨が記載されています。
そのような訳で、現在の日本では豊胸手術を受けられた患者様の乳ガン検診は触診と超音波エコーの2つという現状です。(もちろん検診で乳ガンが発見されたり、乳ガンの疑いがある場合は患者様の同意を得た上でマンモグラフィーやMRIを行います。)
正常なシリコンバッグが乳腺下に挿入されている方のエコー像です。シリコンバッグの内部は黒く低エコー領域として描出されています。
乳房の解剖のイラストです。
通常、原発性の乳ガンは乳腺から発生します。乳ガンは血行性、リンパ性、浸潤性に拡がっていきます。
乳腺下法でも大胸筋下法でもシリコンバッグは乳腺の下方にありますので乳ガンの発見が遅れてしまう可能性や、乳ガン手術でバッグが邪魔になってしまう可能性はありません、 乳腺下にシリコンバッグが入っている患者様が乳ガンになってしまった場合で初期ガンであれば、バッグを乳腺下から大胸筋下に移し替えることも乳腺外科との医師と相談の上で可能です。
超音波エコーの画像ですが、白と黒の境目が波打っているのがはっき りと分かると思います。これはシリコンバッグのいわゆる「リップリング」と呼ばれている現象です。
バッグの表面のシリコン膜が波打って、悪く言うと折れ曲がっている状態です。これがバストの表面から触知されたりすると手術を受けたことが分かってしまう可能性があり ます。これは乳腺や皮下脂肪の組織量が少なくなってきたのが原因です。
こちらは、悪性腫瘤の疑いがあります。
悪性かどうかの判別のためにカラードップラーでチェック。
血流がある部分が黒く点状に苗出されている。
悪性腫瘍は血流が豊富になる事が多い。
最も多くみられる「嚢胞」ですが、悪性ではありませんので心配あり ません。
上記のような理由で、マンモグラフィーを受けることは出来ませんので、当院で豊胸手術を受けた患者様も乳ガン検診の方法としては超音波エコーが主となります。
従来は検診のハガキに記載されている近所の乳ガン検診を行っているクリニックを受診してもらったり、烏山町の水沼医院(元自治医大の乳腺外科専門医の水沼洋史医師が院長)を紹介していました。しかし、患者様の心理としては「近所の知っている医師のところで乳ガン検診を受ける際に豊胸手術を受けたことを話さなければならないのは恥ずかしい、苦痛だ」という意見が多く寄せられました。「手術を受けたクリニックで手術後の検診を兼ねて、乳ガン検診をしてもらえないか?」という要望もありました。
そこで、共立美容外科宇都宮院では前述の水沼医師にお願いして、年に数回、クリニックに来ていただいて超音波エコーによる乳ガン検診を行う事となりました。またこれに合わせて院長も2007年9月から自治医大の研究生となり、臨床検査部にて谷口教授のご指導のもとで超音波エコーの乳ガン検診のトレーニングを毎週水曜日に行っています。
将来的には患者様のご都合の良い日時でいつでも超音波エコーによる乳ガン検診を行う体制を整えたいと考えています。超音波エコーの機種はトップメーカーのアロカ社の「ProSound SV3500」というカラー機能付きのデジタル機種を導入しています。
最新の豊胸術!
女性らしい豊かな胸元になりたい
豊胸についての詳しいご説明
メスを使わず注射でバストアップしたい
大きすぎる胸を小さくしたい
たれてしまったバストを何とかしたい
乳輪を美しい形にしたい
乳首を美しい形にしたい
へこんでいる乳頭をきれいにしたい
乳がんが心配なあなたへ