シリコンバッグ(モティバ)による豊胸

Motiva(モティバ、エスタブリッシュメント・ラボラトリー社製品)が厚生労働省でも認可(2022年5月)されました。BIA-ALCLやBIA-SCCのリスクが非常に小さく感触と耐久性に優れた共立美容外科宇都宮院一推しのシリコンバッグです。

ホームページやメルマガなどでもアナウンスしましたが2018年秋頃から巨細胞リンパ腫BIA-ALCL(Breast Implant Associated Anaplastic Large Cell Lymphoma)がシリコンバッグ挿入後に起きることが判明し、2019年7月からは世界的にシリコンバッグの使用が禁止、自粛されていました。
共立美容外科宇都宮院でも主に使用していたアラガン社のソフトコヒーシブシリコンバッグ(ナトレル110)は使用出来なくなっていました。
悪性腫瘍の一種である巨細胞リンパ腫BIA-ALCLがシリコンバッグ豊胸を受けた患者様に1/3,000人~1/15,000人程度の確率で発生する、という事が最近判明し2019年2月には日本でも初めてのBIA-ALCLの患者様が報告され2022年8月現在では4名の患者様の報告があります。
このような状況だったので厚生労働省で認可されているシリコンバッグはアラガン社の「スムースタイプシリコンバッグ」だけでした。主に乳がん術後の乳房再建に保険適応で使用されていました。更に2022年9月にはBIA-SCC(Breast Implant Associated Squamous Cell Carcinoma、シリコンバッグ関連扁平上皮癌)が正式に報告されています。ただし、世界中で確認されたものが16症例と僅かです。


このスムースタイプはBIA-ALCLになる確率は低いと考えられていますが「耐久性」「皮膜拘縮(硬くなる)」「感触」「リップリング」などの点で従来から使用してきた「ソフトコヒーシブ・テキスチャードタイプシリコンバッグ」には劣ります。
そこで共立美容外科宇都宮院では当時(2014年)は厚生労働省での認可は未だ取得していなかったのですがエスタブリッシュメント・ラボラトリー社の「モティバ・エルゴノミックス・シリコンバッグ」を導入しました。今までのシリコンバッグの中では最も感触が柔らかく、バッグ表面も「エルゴノミックス」というものでアラガン社のテキスチャードタイプと比べると「ほとんどスムースタイプ」という材質です。スマホからダウンロードしたモティバの専用アプリから患者様の手術登録や保証の手続きが出来ます。2022年からは更に進化した「モティバ・エルゴノミックス2・シリコンバッグ」を導入しています。

QRコードから簡単に登録できます

日本語でも書かれている詳細なガイドブックも付属しています



必ず「ペイシャントカード」をお渡ししています。患者様氏名・手術日・バッグの挿入位置・手術を行った医師名を記入しています。裏面にはモティバエルゴノミクスバッグのトレイサビリティ・ステッカー(バッグのデータが記載されているシール)を貼付しています。この「ペイシャントカード」を交付してくれない医療機関は怪しいクリニックと言わざるを得ません。

2012頃から発売されている歴史ある製品ですが、残念ながら厚生労働省では未認可だったのですが、やっと2022年5月に厚生労働省の認可が下りました。もちろんアメリカFDAの認可も取得しています。本社は中米コスタリカです(租税回避のため?)

写真のように2重にパッキングされていて、完全に滅菌性が保たれています。
モティバ・エルゴノミックス2はQRコードなどで履歴追跡や将来的なフォローもしっかり行なっています。

バッグの形も東洋人には一般的なラウンドタイプ(丸形)の他に、アナトミカルタイプ(洋なし型といって上部が薄く下部にボリュームがあるタイプ)という乳がん手術後の乳房再建によく使用するタイプもあります。患者様にあったバッグの形や大きさを選択できます。

術後の痛みが格段に少なく、仕上がりが自然で術後のマッサージも不要な乳腺下法を主に採用しています。(患者様のご希望や胸の状態によっては大胸筋下法で行う場合もあります。)
麻酔専門医による全身麻酔で安全かつ無痛のうちに手術が終了します。もちろん、入院不要です。

手術前(殆どはカウンセリング当日)には超音波エコー(FUJIFILM社製ARIETTA50)による乳房診察(乳ガン検診含む)を行います。手術後も乳腺外科専門医(水沼洋文医師)による乳ガン検診を含めたアフターケアを随時行っています。
万が一の乳ガンや乳腺腫瘍の発見、疑いの場合は自治医大乳腺外科や獨協医大乳腺外科、栃木県立がんセンター乳腺外科などを紹介し、連携をとって治療に対応します。

豊胸手術を受けた後も患者様の乳房の一生涯のパートナーを共立美容外科宇都宮院は目指して実践しています。

Motivaモティバ社製エルゴノミックスの詳細PDF

Before & After


治療前の正面。Bカップ弱です。

治療後の正面。Dカップ以上になってます。300ccのラウンド・テキスチャートタイプを乳腺下に挿入しています。FDA認可のメンター社のコヒーシブシリコンです。

治療前の側面です。

治療後の側面です。

コヒーシブシリコンバッグによる豊胸手術を受けた方です。2児を出産しており、すこし垂れ下がってしなびてしまったバストです。ワキの下を切開して乳腺下に250ccのラウンドタイプのバッグが入っています。十分大きくなり、張りのあるバストに仕上がっています。
大きさ的にはAカップ強→Dカップです。この方は出産を経験しているので乳輪が収縮してしまっていましたが、豊胸によって皮膚に張り出たので乳輪は拡大しています。その代わり乳輪の色は薄くなっています。

症例写真をもっと詳しく見る

手術の詳細

豊胸術用バッグには様々な種類がありますが、現在はエスタブリッシュメント・ラボラトリー社のMotivaモティバ・エルゴノミックス2・シリコンバッグだけをお勧めしています。過去には「生理食塩水バッグ」「ハイドロジェルバッグ」「コヒーシブシリコンバッグ」「ソフトコヒーシブシリコンバッグ」など様々なタイプのバッグが使用されてきましたが2018年に判明した巨細胞リンパ腫BIA-ALCLの影響により、Motivaモティバ・エルゴノミックスだけが諸条件をクリアーしていると考えています。

共立美容外科宇都宮院では「厚生労働省での認可」「感触の自然さ」「耐久性」「マッサージ不要」「術後の皮膜拘縮が起きにくい」「BIA-ALCLが出来るだけ起きにくい」の6点からエスタブリッシュメント・ラボラトリー社の「Motivaモティバ・エルゴノミックス」だけを患者様にお勧めしています。

ちなみに『スムースタイプ』というのはバッグの表面がツルツルしているタイプで大昔(1970年代~?)からあったタイプです。
右の写真はバッグの表面がツルツルしている「スムースタイプ」のシリコンバッグです。これは1992年まで日本国内で生産、流通していた高研社製品です。バッグの表面素材が薄いために「耐久性に劣る」という欠点がありました。

一方『テキスチャードタイプ』とはバッグの表面がザラザラしたタイプで従来必要だった手術後のマッサージを不要にしたタイプで1995~6年頃から世界的に普及しました。バッグ表面も厚みが増して耐久性がアップしたタイプでした。

バッグのサイズ

右側の写真は各種サイズのシリコンバッグ(この写真はモティバではありません)です。
ほとんどのメーカーのバッグはは20~30cc刻みでサイズが揃っています。日本人では従来は200~250cc前後のバッグを使用する患者様が多かったのですが、最近は250~300ccを希望される方が殆どです。100cc前後で1サイズアップ(AカップからBカップ)に相当します。アナトミカルタイプでは多少違ってきます。

手術前にテスト注入(0.025%に薄めた麻酔液を乳房に注入して、仕上がりを確認してもらう事)を行って、大きさや形を事前に確認して頂いていますので、全身麻酔でも「手術が終わってみたならば大きさが全く違っていた」という心配がありません。

最先端医療機器及び麻酔機器

共立美容外科宇都宮院ではバストの手術には特に力を入れており、そのための医療機器も充実しています。内視鏡を完備しています。これはワキの下からの小さな傷口からでも乳腺の剥離状態が直接モニター画面で確認できます。
また、乳腺を剥離するための専用の5種類の剥離器具を用意しているのも当院の特徴です。

従来からの照明リトラクター

コードレスのLED照明リトラクター

また、照明付きのリトラクター(傷口を持ち上げる器具)や手術中に剥離範囲を確認するトライアルバッグ、手術中に起き上がった状態で確認するための電動ベッドも完備しています。

また、麻酔機器も充実しており2019年からは大学病院などで普及している世界基準のGE社(ジェネラル・エレクトリック社、あの発明王エジソンが立ち上げた会社です)のCare Station620という優れものの麻酔器を導入しています。麻酔ガスは標準のセボフルランの他に最新のデスフルランも使用可能な世界標準の麻酔器です。

心電図や脈拍、血圧、動脈血中酸素濃度計、呼気中炭酸ガス濃度計などを備えたモニターはオムロン社BP680EVを導入しています。また、万が一の機器のトラブル対策として麻酔器やモニターを始め、殆ど全ての機器を2台ずつ用意して万全を期しています。
全身麻酔中のDVT深部静脈血栓症(いわゆるエコノミー症候群)を予防する下肢マッサージ器も使用しています。

施術の流れ

1.カウンセリング&超音波エコー診察&テスト注入

院長が十分に時間をかけてカウンセリングを行い、患者様のご希望を伺います。シリコンバッグによる豊胸術のメリット&デメリット、最新情報などをお伝えします。
超音波エコーで乳房診察を行い、乳ガン検診を含めたチェックを行います。その後にテスト注入(希釈した局所麻酔液)を行い、実際の仕上がりに出来るだけ近い大きさや形を確認していただきます。

FUJIFILM社製 ARIETTA50

2.手術前の検査

麻酔、手術のために以下の4種類の検査を行います。

  1. 血液検査…貧血や出血が止まりにくくないかどうか、栄養状態、肝臓や腎臓の機能、糖尿病、エイズ、B型肝炎、C型肝炎等を調べます。女性の方で生理の時に貧血ぎみな方や生理痛が強い方は手術日と生理日をずらした方が無難です。
  2. 尿検査 …腎臓の機能を調べます。
  3. 心電図 …心臓の不整脈や心筋梗塞等を調べます。
  4. 胸部レントゲン写真… 肺や肋骨、胸郭、心臓、気管等の異常を調べます。

検査結果が全て判明するまでに3~4日かかりますので、手術当日に検査をするのではなく、あらかじめ手術日を決めておいてから、その日に合わせて検査を実施します。

1.2.の検査は当院で行います。3.4.の検査は近所の提携病院で実施します。

3.実際の手術

1)麻酔専門医による麻酔

全身麻酔が基本です。以前は手術中に意識があって大きさを確認できる硬膜外麻酔が流行った時代がありました。しかし、硬膜外麻酔のリスクや逆行性健忘(手術中に確認した事を覚えていない)などのトラブルの可能性があるために現在では宇都宮院では全く行っていません。
麻酔専門医による全身麻酔が最も安全で日帰り手術にはリスクが少ないと考えています。

2)切開する場所

Axilla「ワキの下のしわに沿って切開」

ワキの下のしわに沿って切開する方法です。手術後数ヶ月は傷口が赤かったり、傷口付近の皮膚が硬かったりしますが、これらが軽快してしまえば、ワキの下のしわと一致してしまい傷口は目立ちません。若い女性、特に未婚の方ではこの部位を希望する方が多いです。手術後は痛みがありますので、術後しばらくは「腕を上げ下げする仕事」や「肉体労働」「ゴルフやテニスなどのスポート」は控えて下さい。またラウンドタイプ(バッグが丸い)には良い適応ですが、アナトミカルタイプ(釣鐘型)では天地(上下)がずれてしまう可能性が否定できません。また、大きなサイズのバッグ(個人差がありますが350~400cc以上)ではワキの下の傷が大きくなって目立ってしまう可能性が高くなります。

IMF「アンダーバストの切開」

欧米ではポピュラーな切開部位です。欧米人の場合は体格的にもかなり大きめのバッグ(400cc以上)を入れる傾向にありますのでワキの下からの切開では挿入に支障を来たす場合があります。
また、欧米人のバストは下部にボリュームがある場合が多く(釣り鐘型)アンダーバストの傷口はバストを手で持ち上げない限り見えない場合が多い、という理由もあります。
また、欧米人はイブニングドレスを着る機会が多く、その時にワキの下の傷が見えてしまうのを気にする、という理由もあります。
IMFアンダーバストはバッグの挿入部位に一番近い場所ですので手術時間も短く出血も少なく、何しろワキの下付近の組織を剥離しませんので手術後の腕の痛みがありません。手術後、すぐに腕を使う仕事やスポーツに復帰したい場合はお勧めの場所です。大きいサイズやアナトミカルタイプ(釣鐘型)のバッグの場合や術後の痛みを軽減したい方が良い適応です。

Peri Alleola「乳輪周囲の切開」

乳輪の周囲を切開してその下の乳腺を切断して乳腺下にバッグを挿入する手技で、以前はある程度行われていました。しかし、現在では乳腺を切断する際に乳腺に傷が残り乳がん検診で紛らわしい、などの理由で殆ど行われていません。ただし、豊胸術だけでなく同時に垂れ下がった乳房に対して「乳房吊り上げ術」を行う場合には乳輪周囲からの切開の方が1カ所の傷口で済む、というメリットはあります。

3)バッグを挿入する場所

Sub glandular「乳腺下法」

母乳を出す乳腺の奥(大胸筋の前面)にバッグを挿入する方法です。次のようなメリットがあります。『触った感触が柔らかい』『手術後の痛みが少ない』『手術中、手術後の出血が少ない』『多少垂れ下がったバストでもバストアップする』『走るとバストが揺れる』『寝た時にバストが流れるので自然』などのメリットがあります。
共立美容外科宇都宮院では基本的に乳腺下を第一選択としています。
皮膜拘縮が起きた場合は形態的な変化が分かり易い、というデメリットはあります。

Sub pectoral major muscle「大胸筋下法」

乳腺の更に奥にある大胸筋(Pectoral major muscle)の裏側(即ち肋骨の前面)にバッグを挿入する方法です。一時期は乳腺に触れない手術、ということで安全性をアピールした事もありましたが、実際に乳腺下法で行った場合でも乳腺自体を触れますが決して乳腺を「切断」したり乳腺組織を「切除」している訳ではありませんので乳腺を傷つける事はありません。
「手術後の痛みが激しい」「手術中や術後の出血が多い」「バッグが大胸筋でカバーされてしまうためバストを触った感触が硬い」「大胸筋に力を入れるとバッグが上に持ち上がって移動して不自然」「寝ても起きてもバストの形が固定されている(横に流れない)」などのデメリットばかりです。バッグ自体の感触が不自然な「生理食塩水バッグ(1992年以降に7~8年くらい行われていましたが現在は全く行われていません)」には適応がありました。現在では乳がん手術で乳腺全摘出が行われ大胸筋が温存されている方だけに適応があります。

4.手術後当日

手術後、全身麻酔から覚めた後は最低2時間程度はクリニックで休憩していただきます。
バストの安静のためにスポンジと弾性包帯で1週間程度固定を行いますので、患部のシャワー浴は1週間は出来ません。
意識が回復し、バイタルサイン(血圧や呼吸など)や歩行、排尿、飲水などに問題が無いことを確認して帰宅します。
当日は車の運転は出来ません。
帰宅後は飲酒や運動は控えて安静をお願いしています。

5.手術後翌日以降

体内での血液や漿液の貯留を防ぐ「ドレーン」を留置する事が多くあります。
このドレーンを留置した場合は手術後2日目に来院して頂き、血腫(血液の塊)や出血、漿液腫(ゼローマ)の無いことを確認してドレーンを抜去します。その後は1週間後に来院して頂き抜糸を行います。
抜糸後は傷跡が早くキレイになるテープを3ヶ月ほど貼付して頂きます。
弾性包帯での固定を除去し、サポートタイプのブラジャーなどで1~2週間はしっかり圧迫を継続します。
手術後の出血や漿液腫(ゼローマ)、感染等は全て皮膜拘縮の原因となり得ますので、最低1ヶ月の安静をお勧めしています。
セックスやスポーツ、過度の肉体労働は1ヶ月は控えてください。
皮膜拘縮の予防や治療に効果がある「体外式超音波」(ITO超短波社US750)を導入しています。体外式超音波によって皮膜成分であるコラーゲンを軟化させたり、生成を抑制します。
手術後は1~3回/週くらいの施術をお勧めしています。(皮膜拘縮が起きなければ不要です)
手術後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の検診をお勧めしています。
その後は乳がん検診を兼ねて1年に1回の通院をお勧めしています。

BIA-ALCL(乳房インプラント関連巨細胞リンパ腫)及びBIA-SCC(乳房インプラント関連扁平上皮癌)について(乳がんではありません)

2018年秋頃に豊胸や乳がん手術後の乳房再建でシリコンバッグを挿入した患者様に悪性リンパ腫の一種である巨細胞リンパ腫がある程度の確率で発症する、という事が判明してきました。
乳がんではなく、巨細胞リンパ腫です。
BIA-ALCLとはBreast Implant Associated Anaplastic Large Cell Lymphomaの略です。
シリコンバッグの表面がザラザラ(テキスチャード)しているタイプに多く発症しています。この ザラザラの程度によってリンパ腫の発生頻度が違っているようです。ザラザラしていればいるほど発症するようです。
発症は手術を受けてから平均9.2年、初期症状として多いのはゼローマ(漿液腫)形成や腫瘤(しこり)形成です。シリコンバッグの周囲にゼローマという液体が貯留したり、腫瘤(しこり)がバッグ周囲の皮膜に形成されるようです。
日本の厚生労働省でも認可されていたアラガン社のテキスチャードシリコンバッグに一番多く発症しています。世界各国のデータには多少の違いがありますが、おおよそ1/3000人の割合のようです。アラガン社のテキスチャードタイプが最もザラザラしていました。
他のメーカー(メンター社、ユーロシリコン社、など)のシリコンバッグでも発症しています。
こちらも世界各国のデータには多少の違いがありますが、おおよそ1/15,000人の割合です。
日本国内でも2019年6月にBIA-ALCL巨細胞リンパ腫患者が1名確認され、2022年2月現在で4名の患者報告があります。
FDA(アメリカ食品医薬品局)では2019年7月24日にアラガン社の該当製品の販売停止、在庫回収措置が取られました。
日本でも翌日の7月25日に同様の措置が取られています。
共立美容外科宇都宮院では過去に当院でシリコンバッグ、生理食塩水バッグ、ハイドロジェルバッグなどの手術を受けた患者様に連絡が付く限りで全員に情報提供を行いました。
平成8年の開業以来ですので500名を超える数となりました。
また、2022年9月にはアメリカ形成外科学会からBIA-SCCの発祥の報告がなされました。BIA-SCCとはBreast Implant Associated Squamous Cell Carcinomaの事で、今度はリンパ腫ではなく扁平上皮癌です。これも同様にシリコンバッグ周囲に形成された被膜に出来るようです。ただし、世界中でまだ16症例しか確認されていない稀な疾患です。
日本美容外科学会(JSAPS)や日本形成外科学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会などからの最新情報は以下のサイトでご覧いただけます。(2023年2月現在)
要点は「症状が無いにも関わらずシリコンバッグ等をやみくもに抜去する必要は無い」「1年に1回の超音波エコー等による検診は必須」という事です。
新しい情報は随時、当ホームページやメールマガジン、LINE等で告知していきます。

施術費用

モティバ・エルゴノミックス2・ラウンド 858,000円
モティバ以外のバッグ お問い合わせください
自院の入れ替え費用 無料
他院でのバッグの入れ替え費用 110,000円〜
自院豊胸術のバッグ抜去のみ 220,000円~
他院豊胸術のバッグ抜去のみ 330,000円~
全身麻酔代(麻酔専門医が担当) 110,000円
検査代(心電図、胸部レントゲン、血液、尿) 22,000円

詳しい施術費用はこちら

診療案内