ダーマペン4とは


オーストラリア生まれの美肌治療器です。
初代(2010年発売)から数えて4世代目なので「ダーマペン4」です。このバージョンからはワイヤレスとなり操作性も格段にアップしました。
BellaVitaやダーマシャインなどの水光注射とは原理的に一緒なのですが、水光注射は2〜3秒毎に1回の刺入で9本ですが、ダーマペン4は1回の刺入で16本です。また、針の刺入速度は電動で1秒間に何と!最大120回です。
ただし、かなりの高速で針が上下するので、針の刺入と同時に皮膚内に薬液を注入する事は出来ないのが弱点です。薬液はあらかじめ皮膚に塗布しておいてから施術(穴を開ける)します。

ダーマペン4は針16本

水光注射は針9本

作用理論と効果

ダーマペン4には以下の2つの作用による効果が期待出来ます。

1)創傷治癒の作用

皮膚へ針を刺すと当然穴が開きます。穴は開きっぱなしではなく、周囲から新しい皮膚(主にコラーゲン)が作られてし皮膚が収縮(シワ、たるみ改善効果)します。これを創傷治癒と言います。傷が治る過程では、コラーゲンが増え皮膚が引き締まります。極端な話、薬液を一切注入しなくても針を刺入するだけでもある程度の若返り効果が得られる、という訳です。
毛穴やニキビ跡の凹凸の改善、小じわの改善、皮膚の張り、肌の若返り、などが期待出来ます。

2)薬液の作用

導入する成分はメインがヒアルロン酸となります。非架橋の皮膚に浸透しやすいヒアルロン酸を使用しています。
その他にオプションで成長因子製剤(アメリカBENEV社製、MPF Rejuvenation Complex)や高濃度ビタミンC、トラネキサム酸、ビオチン、プラセンタなどを患者様のご要望にあわせて導入します。
ただしダーマペン4のメカニズム上、水光注射よりは皮膚の中に注入出来る薬液量は少なく、また皮膚深部までは到達しません。
各種薬剤をあらかじめ皮膚に塗布してから施術するのが基本ですが、施術して穴の開いた皮膚に後から塗布する場合もあります。
薬液をしっかり皮膚深部まで入れたい場合は水光注射の方が有利です。
薬液の効能は以下の通りです。

成長因子製剤 強力なコラーゲンの生成
高濃度ビタミン C(センシル) メラニン色素の抑制
トラネキサム酸 肝斑の抑制
ビオチン(ビタミンH) ニキビ改善やコラーゲン生成
プラセンタ 皮膚全般の若返り

主な副作用

各種カクテル内容

以下はカクテルの一例です。
その他、患者様のリクエストにお応えしてオリジナルのカクテルを作成する事も可能ですので、医師や看護師にご相談下さい。

スタンダート 非架橋ヒアルロン酸
スペシャル 非架橋ヒアルロン酸+BENEV社製成長因子製剤MPF
美白 非架橋ヒアルロン酸+トラネキサム酸+高濃度ビタミンC
ニキビ改善 非架橋ヒアルロン酸+ビオチン

主な副作用

皮膚の赤み 数時間~数日で消失します。お化粧で殆どカバー出来る事が殆どです。
腫れ 殆ど無いか1~2日以内に消失します。
熱感 1~2時間以内に消失します。
内出血 皮膚の薄い部分(目の下など)で現れる場合があります。2~3日長くても1週間程度で消失することが殆どです。お化粧でカバー出来る程度が殆どです。
色素沈着 元来日焼けしやすいお肌の方では起きる可能性があります。その場合は紫外線カットを徹底してハイドロキノンやビタミンCなどで対応します。
ニキビの増加 皮膚への刺激により一時的にニキビが増加する可能性がありますが、時間とともに軽快します。

治療の流れ

  1. カウンセリング→担当医師と十分にカウンセリングを受けて頂き、ダーマペン4の適応かどうかを決定します。水光注射BellaVitaやトレチノインクリームとの併用をお勧めする場合もあります。
  2. 洗顔→治療部位周辺を洗顔してメイク等を落としてもらいます。
  3. 表面麻酔→麻酔クリームを30分程度塗布してお待ちいただきます。
  4. 実際の施術→実際にダーマペン4の施術を行います。麻酔クリームを拭き取ってから各種薬液を皮膚に塗布し、治療部位を標準治療では4パス(同じ部位を4往復)します。皮膚の厚みやニキビ跡、毛穴の状態に応じて針の長さを0.5〜2.5mmの範囲で調整しながら最大8パスまで施術します。施術時間は顔全体で約20〜30分、鼻だけならば3分程度です。麻酔クリームを行なっているので痛みは殆ど感じません。
  5. 施術後のケア→冷却や薬剤塗布を行います。施術後は冷却と炎症や腫れの軽減のための成長因子入りの専用鎮静パックをお勧めしています。
  6. アフターケア→施術当日のお化粧は控えてもらっています。また、紫外線カットが重要です。自宅では高濃度ビタミンCローションや皮膚成長因子製剤、皮膚保湿剤などの塗布を適宜行ってもらいます。赤みや晴れの程度によってはステロイド軟膏の塗布を行います。翌日からはある程度のお化粧も可能です。
  7. 検診→2〜4週間後の検診をお勧めしています。検診の際に効果が実感出来ていれば検診時に2回目の施術も可能です。2〜4週間の治療間隔で3〜6回の施術が平均的です。

ダーマペン4料金表

初回トライアル
※当院で水光注射・eco2・ゼオスキンヘルス受けた事がある方のみ
料金(税込み)
全顔フルフェイス 16,500円
麻酔クリーム代(全顔フルフェイス) 4,400円

1回 3回 6回
全顔フルフェイス 21,780円 58,806円 104,544円
両頬・フェイスライン・口周囲・両目の下・額・両こめかみ 10,780円 48,840円 97,680円
鼻・鼻下・顎・眉間 8,580円 25,740円 51,480円
BENEV社製成長因子製剤
MPF Rejuvenation Complex
22,000円 55,000円 99,000円
高濃度ビタミンC(センシル) 22,000円 55,000円 99,000円
トラネキサム酸 3,300円
ビオチン(ビタミンH) 3,300円
プラセンタ 3,300円
成長因子入り鎮静パック 3,300円

よくある質問

水光注射とは何が違うのですか?

水光注射は「針の刺入と同時に薬液の皮内への注入」が1アクションで行えます。一方、ダーマペンは針の刺入だけの作用ですので、薬液は皮膚の上から「擦り込み」ますので、これが相違点です。

フラクショナルレーザーとは何が違うのですか?

フラクショナルレーザーで一般的な炭酸ガスフラクショナルレーザーではレーザーで皮膚に穴を開けると同時に穴の部分の皮膚を熱蒸散させてしまいます。蒸散した部分では強力な「皮膚の再生」が起こりますのでダーマペンや水光注射よりも大きな効果が期待出来ます。穴を開ける「深さ」や「穴の大きさ」「単位面積当たりの穴の密度」を細かく設定出来るのも炭酸ガスフラクショナルレーザーのメリットです。その代わりダウンタイムは長くなります。

効果はすぐに出るのですか?

「皮膚の張り」「毛穴の改善」などは早い方では翌日から効果が実感できます。通常は2〜4週間で効果が現れます。

副作用はありますか?

主な副作用は「皮膚の赤み」「皮膚の腫れ」「熱感」「ヒリヒリ感」などです。日焼けし易い肌質の方では「色素沈着」の可能性も否定できません。熱感は当日中、赤みや腫れは2〜3日中に軽快することがほとんです。

麻酔クリームは必ず使用しないとダメですか?

ダーマペンは水光注射と比べても針の本数が多く「単位面積当たりの針の刺入数」が圧倒的に多いです。必ず麻酔クリームをお願いしています。

鼻の毛穴には効果がありますか?

鼻の毛穴の原因として「皮脂の分泌が多い」場合は一時的には効果があったとしても元に戻ってしまいます。毛穴の原因が皮脂分泌の場合はトレチノインクリームでの治療が基本です。

アトピー肌でも施術出来ますか?

明らかなアトピー症状が現れている場合にはダーマペンの治療はお勧めしません。

色素沈着は起きませんか?

元々の肌質で日焼けし易い方では色素沈着が起きてしまう可能性は否定できません。その場合はハイドロキノンクリームなどのアフターケアが必要です。

治療間隔はどれくらいですか?

個人差はありますが2〜4週間の間隔をお勧めしています。

トレチノイン治療中ですが、併用しても大丈夫ですか?

ダーマペンとトレチノイン治療(ゼオスキンヘルス)は併用が可能です。特に「皮膚が厚い」「皮脂分泌が多くてトレチノインの効果が出にくい」などという患者様には併用治療を強くお勧めします。

顔以外にも適応はありますか?

顔以外でも首や手の甲などほぼ全身に適応があります。

妊娠中でもダーマペン4は受けられますか?

妊娠や胎児に副作用をもたらす薬液を使用しなければ問題ないと考えます。使用する薬液はヒアルロン酸だけ(スタンダードコース)が無難です。

中学生のニキビ&ニキビ跡ですがダーマペン4を受けても大丈夫ですか?

もちろん未成年者でもダーマペン4の治療は受けれれます。ただし、思春期のニキビは病的なものではありませんので、ニキビが出来ないようにする治療ではありません。

金属アレルギーがあるのですがダーマペン4を受けられますか?

ダーマペン4で使用しているのは31Gの医療用ステンレス針です。針を皮膚に刺入しますが、体内に残す訳ではありません。ダーマペン4で金属アレルギーを起こした患者様は今まで経験がありません。

施術後のオプションの鎮静パックとはどのようなものですか?

ダーマペン4治療後の皮膚の炎症(赤みや腫れなど)を抑える目的のフェイスパックです。保存材や添加物の含まれていないアメリカのBENEV社のパックを採用しています。ヒアルロン酸を主な成分としています。

オプションの成長因子製剤とはどのようなものですか?

アメリカのBENEV社の「MPF Rejuvenating Complex」という製剤です。いわゆる成長因子を多く含んでいる製剤ですが「特定生物由来製剤」ではありませんので献血禁止のような制約がなく非常に使い易いものです。

診療案内